2010年5月16日日曜日

2010年5月17日~5月21日の日経平均予想



先週の株式市場は、ソブリン・リスクに揺れる海外市場の不安定な動きに同調し、予想通りボラの大きい展開となった。日経平均は週ベースで97円の上昇。

今週の株式市場も、引き続き欧米の金融市場を睨みながらボラタイルな展開が続きそうだ。週末の米国株が大きく下落したことで、週明けは売り先行の始まりが予想される。CMEの清算値から、SQ値の10,435円は飛び越えてしまうので、まずはSQ値が最初のレジスタンスとなる。次は心理的節目の10,500円、均衡表・日足雲下限と5月11日の窓埋めレベルが重なる10,650円。下値サポートとしては心理的節目の10,000円、均衡表・週足雲上限の9,951円。

国内に目を向けると、既に終わった期の決算は悪くはないが、今期の予想がコンサバティブなものが多く、暫くは下方にバイアスがかかり易くなる。また一部主力株に信用買残の積み上がりが見られ、戻り売り圧力は高まっている。物色は個別で好業績を出した銘柄や、売られ過ぎた銘柄の短期リバウンドなど、森より木をみることで対処。

今週の予想レンジ: 9,900円~10,600円

更新日 2010年5月16日 株・個人投資家の喫茶店