2010年8月15日日曜日

2010年8月16日~8月20日の日経平均予想



先週の株式市場は、米株の下落や15年ぶりの水準にまで進んだ円高を嫌気し大幅に反落。TOPIX・日経平均とも年初来安値を更新した。割安な銘柄も増えてきたが、先行き不安に目が行ってしまっているので、足元の業績がいくら良くても殆ど評価されない状況になっている。

今週の株式市場は、政府・日銀の円高に対する対応が市場の一番の関心事となっており、引き続き為替次第の展開が継続する。具体策が出れば大きくリバウンドする可能性もあるが、何もなければ9,000円台を維持することは難しくなる。

日経平均は、5月から週足転換線9,658円で頭を押さえられ、週足雲下限9,001円が現在下値サポートとなっている。目先のレジスタンスは、日足基準線9,436円、心理的節目の9,500円、週足転換線9,658円、7/14の戻り高値9,807円など。下値サポートは、SQ値の9,188円、8/12安値9,065円、週足雲下限9,001円。この下になると8,500円、8,000円と云った心理的節目はあるものの、テクニカル的には7,000円台まで節らしい節はない状態となる。従って9,000円が維持できないと、株価的には既に2番底を織り込む水準になっていても一気に投げが加速することも考えられる。非常に重要な局面に差し掛かっている。

今週の予想レンジ:8,800円~9,600円

更新日 2010年8月15日 株・個人投資家の喫茶店