2011年10月16日日曜日

2011年10月17日~10月21日の日経平均予想



先週の株式市場は、米雇用統計の上振れや欧州財務危機対応の前進などから買い戻しが進んだ。日経平均は週ベースで142円の上昇。

今週の株式市場は戻りを試す展開か。欧州財務問題に関しては、まだ予断を許さないが、危機封じ込めに向けた銀行の資本増強、ファイアウオールの設置なども動き始めており、金融システム崩壊という極端な悲観論は後退している。東京市場は欧米の動きを受け、オープニングギャップを空けた後は、そのまま膠着という主体性のない動きを続けている。国内に投資家がいないので主体性がないのは、いつものことだが、商いも非常に薄くやりずらい相場。日経平均の8,750円レベルは価格帯出来高も多く、節目の位置にある。ここを完全に抜くことが出来れば、震災から7月まで下値サポートとなっていた9,300円レベルまでの戻りも期待出来る。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値8,799円、心理的節目9,000円、日足雲下限9,037円、75日移動平均線9,191円など。下値サポートとしは、日足基準線8,609円、心理的節目の8,500円、10月5日安値8,343円など。

10月14日の東証一部:株価収益率(PER)13.60倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍

今週の予想レンジ:8,500円~9,100円

更新日 2011年10月16日 株・個人投資家の喫茶店