2011年12月25日日曜日

2011年12月26日~12月30日の日経平均予想

先週の株式市場は続落。欧州の格下げ懸念や金正日総書記の死去に伴う地政学リスクの高まりから下値を模索する場面もあった。しかし、スペイン国債の入札が好調に終わったことやECBが期間3年の流動性供給オペを実施したことで持ち直す。この時期に売買が鈍るのはいつものことだが、今年は歴史的な閑散相場となっている。日経平均は週ベースで殆ど変わらずの6.56円の下落。

今週の株式市場は、レンジ内の餅つき相場が継続。日本が3連休の間、米国株が続伸しているので週明けは買い先行の始まりとなろう。しかし、欧州を巡る不透明感が強く積極的に上値を追う環境にはない。従って今週も動きの鈍い主力株を避け小型の材料株が相場の中心になろう。ただ、今年下げ続けた主力株も、年初はリターンリバーサルの動きが強まりやすいので、来年の相場を意識した仕込みも一考。また、信用需給の良い逆日歩銘柄などは、正月休みを前にいったんショートカバーの動きも強まると思われる。

日経平均の上値抵抗としては、まずは日足基準線8,432円、SQ値の8,478円、今月初めに頭をおさえられた8,700円レベル。下値サポートとしては、10月までサポートだった8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。

今週の予想レンジ:8,250円~8,750円


更新日 2011年12月25日 株・個人投資家の喫茶店