2011年12月4日日曜日

2011年12月5日~12月9日の日経平均予想




先週の株式市場は大幅に反発。米年末商戦の好調な滑り出しや、日米欧の中央銀行によるドル資金の供給拡大、中国の金融緩和など各国政府が動きを見せはじめたことで世界的にリスク資産が買い戻された。日経平均は週ベースで483.74円の上昇。


今週の株式市場は、揉み合いから上値を試す展開を期待。欧州債務危機は具体的な進展があったわけではないが、今後の対応への期待感から買い戻しが継続している。今週は8日に欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合、8-9日にEU首脳会議が開催される。市場はECBの利下げを織り込みはじめているので、まずは利下げの有無が注目される。あとはECBによる国債買い入れの拡大や、共同債・財政統合など危機収束へ向けた具体的な話が出てくるかと云ったところ。


日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,644円、75日移動平均線8,682円、日足雲下限8,702円、日足雲上限8,746円など。テクニカルポイントが8,700~8,800円どころに集中しており、ここを上抜けてくれば9,000円台も視野に入る。下値サポートとしては、25日移動平均8,573円、心理的節目の8,500円、先々週までサポートだった8,350円レベル。


今週の予想レンジ:8,300円~8,900円


更新日 2011年12月4日 株・個人投資家の喫茶店