2012年5月6日日曜日

2012年5月7日~5月11日の日経平均予想

先週の株式市場は、連休の谷間で薄商いの中、海外の重要イベントを前にポジション調整の売りに押され軟調な推移となった。日経平均は週ベースで140.64円の下落。

今週の株式市場は、下値模索の展開が継続か。週末の米雇用統計が市場予想を下回り、為替も円高に振れていることから、週明けは売り先行の始まりとなる。例年この時期はヘッジファンの解約売りも出やすい環境にあり、悪材料が重なりオーバーシュートすれば、一気に9,000円割れに向かう可能性も否定出来ない。日経平均の昨年11月の安値8,135円から今年3月の高値10,255までの半値押しが9,195円、61.8%押しが8,944円であり、この辺りが一つのメドとなる。ただ、日経平均が9,000円前後まで下がると東証1部はPBR1倍割れの水準になるので、一時薄れた割安感も出てくるだろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線9,476円、日足転換線9,512円、週足雲上限 9,560円、日足基準線9,794円など。下値サポートとしては、週足雲下限9,304円、週足基準線9,195円、200日移動平均線9,070円など。

今週の予想レンジ:8,900円~9,500円

更新日 2012年5月6日 株・個人投資家の喫茶店