2015年6月21日日曜日

2015年6月22日~6月26日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月21日
先週の日経平均は続落。ギリシャの債務問題やFOMCを受け為替が円高に振れたことで軟調な推移となった。ただ、外国人の影響を受けにくい小型株は総じて堅調で相場全体の雰囲気はそれほど悪くない。日経平均は週ベースで232.84円の下落。

今週の株式市場は底堅い展開か。ギリシャの債務問題がどのような決着になるかは予断を許さないが、現時点でデフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱の可能性は低いと見られる。それはサンク・コストみたいなもので、ここまでカネと時間をかけておきながら、EUが今さらギリシャを見捨てるという選択肢は個人的にはないと考えるからだ。

日本株は例の黒田発言から、円安にブレーキがかかり輸出関連の上値は重くなっている。しかし下げれば日銀のETF買い、個人の豊富な待機資金による押し目買い、また空売り比率も先週過去最高を記録するなど高水準で推移していることから、ギリシャの債務問題でポジティブな進展があれば買い戻し需要も期待できる。いまだ幻のSQ値となっている20,473円が目先のレジスタンス。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の20,473円、心理的節目の20,500円、2000年4月12日の高値20,833円。下値サポートとしては、日足基準線20,145円、心理的節目20,000円、日足雲上限19,651円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.20倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.51%

今週の予想レンジ:19,750円~20,750円

更新日 2015年6月21日 株・個人投資家の喫茶店