2015年11月29日日曜日

2015年11月30日~12月4日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月27日
先週の日経平均は6週連続で続伸。過熱感がありながらも、欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測や国内の政策期待から続伸となった。来週の重要イベントを控え商いは低調だったが、下がったところでは日銀のETF買いが下値を支えた。日経平均は週ベースで4.13円の上昇。

今週は1日にISM製造業景況指数、3日にFRB議長の議会証言、ECB理事会、ドラギ総裁の会見、4日に雇用統計とイベントが目白押し。先週はボラが低下しおとなしい動きだったので、その反動から先物主導で上下に荒い動きも想定されるが、ECBの追加緩和とアメリカの利上げは既に織り込み済みなので案外動かない可能性も。日足転換線がサポートとなっているが、20,000円を超えられず基準線との間に入れば、暫くはエネルギーを溜める展開になりそうだ。日銀のETF買いはあと6回で弾切れとなるが、どうするのか? 

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円、心理的節目20,500円、年初来高値20,952円。下値サポートとしては、日足転換線19,623円、200日移動平均19,410円、週足雲上限19,286円、日足基準線19,081円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.89倍 PBR1.34倍 予想配当利回り1.56%

今週の予想レンジ:19,300円~20,300円

更新日 2015年11月29日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月22日日曜日

2015年11月24日~11月27日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月20日
先週の日経平均は5週連続で続伸。米国株安やフランスのテロを受け200日移動平均線を割り込んでのスタートとなったが、テロの影響は限定的で200日移動平均線を回復して月曜日を終える。その後は欧米株が堅調に推移したことや、7─9月期国内総生産(GDP)がマイナスになったことで国内の政策期待が高まり、一時20,000円に迫る上昇となった。日経平均は週ベースで282.9円の上昇。

今週の株式市場は底堅い展開か。諸問題は多いが11月に入って陰線を引いたのは4営業日だけと買い気の強い状態が続いており、それは今週も継続しそうだ。騰落レシオは120%を上回り過熱感がみられ、価格帯別累積出来高は5月~8月にかけて揉み合いを続けた20,500円前後が最も多くなっていることから、20,000円を超えてくると利益確定売りや戻り売りで上値は重くなりそうだ。ただ、8月半ばからの急落過程で玉の整理もある程度進み、米国株は年内の利上げを織り込みながら強い動きになっているので、上値は重いが下値も堅いと予想。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円、心理的節目20,500円、年初来高値20,95円。下値サポートとしては、日足転換線19,605円、200日移動平均線19,363円、週足雲上限19,208円、週足基準線18,927円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.95倍 PBR1.34倍 予想配当利回り1.56%

今週の予想レンジ:19,400円~20,250円

更新日 2015年11月22日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月15日日曜日

2015年11月16日~11月20日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月13日
先週の日経平均は4週連続で続伸。米国株は年内の利上げ懸念が再燃や原油安などから軟調な展開が続いたが、日本株は為替が円安水準で安定していたことや政策期待なども下支えに堅調な展開となった。日経平均は週ベースで331.31円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。週明けに発表される7─9月期国内総生産(GDP)は、2四半期連続のマイナスになりそうで、そうなれば大型補正や追加緩和期待などから株にはプラスに働く。日本も中国もファンダメンタルズで上がっている相場ではないので、良い指標よりも悪い指標の方が好感される歪な状態が続く。フランスのテロの影響が週明けのマーケットにどの程度影響するのか読みきれないが、影響は一過性のものにとどまると思われる。ただ、他国にテロが連鎖したり、シリアでの大規模な地上戦に発展すれば、リスクオフが加速する恐れがあるので、今後の情報には注意が必要だ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、200日移動平均19,312円、日足転換線19,183円、週足雲上限19,040円、週足基準線18,927円、日足雲上限18,924円、日足基準線18,742円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.77倍 PBR1.33倍 予想配当利回り1.58%

今週の予想レンジ:18,900円~19,900円

更新日 2015年11月15日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月8日日曜日

2015年11月9日~11月13日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月6日
先週の日経平均は続伸。米国株は年内の利上げ懸念が再燃し上値の重い展開が続いたが、株はそれほど下がらず、ドル円が円安に振れた分だけ日本株にはプラスとなった。また、郵政3社が好スタートを切ったことで相場全体の雰囲気を明るくした。日経平均は週ベースで182.5円の上昇。

今週の株式市場は上値を試す展開か。週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比27万1000人増となり、市場予想を大幅に上回った。米国株は年内の利上げが一段と意識されマイナスで推移する場面が多かったが、金利上昇が追い風になる金融株が買われるなど底堅い動きだった。この雇用統計を受けドル円が123円台まで急落したことでCMEの清算値は19,460円まで上昇している。日経平均は先週末に19,000円前後の主だったレジスタンスを全て上抜けてきており、しこっている2万円を目指す動きになっている。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、200日移動平均19,249円、週足雲上限19,006円、週足基準線18,927円、日足雲上限18,924円、日足基準線18,237円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.55倍 PBR1.31倍 予想配当利回り1.60%

今週の予想レンジ:18,800円~19,800円

更新日 2015年11月8日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月1日日曜日

2015年11月2日~11月6日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年10月30日
先週の日経平均は続伸。ECBの追加緩和示唆に続き、中国人民銀行が追加利下げや預金準備率の引き下げを決めたことで週明けから買いが優勢となった。その後は過熱感から利益確定売りに押される場面もあったが、日銀の追加緩和が見送りになった後も株が下がらなかったことで買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで257.8円の上昇。

今週の株式市場は底堅い展開か。週末に米国株が続落したことでCMEの清算値は18,880円まで下げているが、郵政上場を前に下がれば公的資金が下値を支える。19,000円前後はテクニカルポイントが集中しており、膠着感が強まりやすいが、金曜日にやられた売り方が再び攻撃を仕掛けてくるとも考えづらい。波乱要因としては米国で再び年内の利上げ観測が再燃すること。

今週の4日に郵政3社が上場となる。グレーマーケット(上場前に売買を行う市場)では、かんぽ生命保険は公開価格2,200円に対し2,350円の買い、ゆうちょ銀行には公開価格1,450円に対し1,550円の買いが入っている模様。上場後、上値を追う展開になると相場全体の雰囲気も明るくなるが・・・

日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均19,094円、日足雲上限19,181円、200日移動平均19,210円、心理的節目19,500円。下値サポートとしては、日足転換線18,675円、日足雲下限18,607円、心理的節目18,500円、日足基準線18,052円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.47倍 PBR1.36倍 予想配当利回り1.60%

今週の予想レンジ:18,500円~19,500円

更新日 2015年11月1日 株・個人投資家の喫茶店