2016年2月7日日曜日

2016年2月8日~2月12日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年2月5日
先週の日経平均は反落。マイナス金利導入後、米国株も大幅高となったことで月曜日も買い戻しが続き日経平均は17,905円まで上昇した。しかしその後は原油が再び30ドルを割り込んだり、米国で弱い経済指標が相次いだことで利上げ観測が後退し、再び円が買われる流れとなった。円がこれほど早くマイナス金利導入前の水準に逆戻りすることは、まったく想定外だったので、火曜日からの4日続落は株式市場に少なからずショックを与えた。日経平均は週ベースで-698.71円の下落。

今週の株式市場は為替を睨みながら神経質な展開か。週末の米雇用統計は若干下振れとなったが、失業率は低下し平均賃金は上昇と解釈が難しい内容となった。3月の利上げはないにしても、年内の追加利上げへの可能性は残ったことで株は売られたが、円は117円をはさんでの揉み合いだった。もし大きな下振れとなっていたら115円台に入る可能性が高かっただけに、CMEの清算値16560円にサヤ寄せしてもそこから一段と売り込む動きにはならないだろう。ただ、米国も雇用以外の指標は冴えないものが多く、原油も不安定、中国不安は相変わらず、国内企業業績も悪化傾向となっており、リバウンドの継続性には疑問が残る。トレンドは完全に下向きなので突っ込み買いの吹き値売りに徹したい。テクニカル的には2月1日~2日がアイランドリバーサルとなっており、これを早急に否定しないことには16,500円、16,000円に引き寄せられていくことになる。

日経平均の上値抵抗としては、月足基準線17,419円、日足基準線17,565円、週足雲下限17,741円、心理的節目18,000円。下値サポートとしては、心理的節目16,500円、1月21日安値16,017円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.58倍 PBR1.15倍 予想配当利回り1.81%

今週の予想レンジ:15,800円~17,500円

更新日 2016年2月7日 株・個人投資家の喫茶店