2016年3月6日日曜日

2016年3月7日~3月11日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年3月4日
先週の日経平均は続伸。WTI原油先物価格が直近安値から4割ほど戻し、米国株もリセッション懸念が後退したことで年初からの下げをほぼ回復した。日本株も世界的なリスクオフの巻き戻しの流れにのり、17,000円台を回復した。日経平均は週ベースで826.37円の上昇。

今週の株式市場は、引き続き戻りを試す展開か。2月1日の高値17,905円から12日の安値14,865円の61.8%戻しである16,744円も超えチャートは強気に転換している。目先は日足雲下限17,286円、月足基準線17,419円だが、ショートカバーが強まれば、2月1日~2日にアイランドリバーサルになっている週足雲下限17,741円レベルがターゲットとなる。

ユーロ圏では10日にECB政策理事会が開催される。既にドラギ総裁は追加緩和に踏み切ることを示唆しており、ドラギ・マジックとなるか、前回同様ドラギ・ショックとなるか、その動向が注目される。更に翌週には日銀決定会合、FOMCとイベントが目白押しで、どちらのイベントも今のところ買い戻し方向に働きそうだ。為替水準と比較すると日本株はかなり割高になっており、日銀の追加緩和期待で円安が進まないと買いづらい。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限17,286円、月足基準線17,419円、週足雲下限17,741円。心理的節目16,500円日足基準線16,385円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.64倍 PBR1.16倍 予想配当利回り1.81%

今週の予想レンジ:16,500円~17,750円

更新日 2016年3月6日 株・個人投資家の喫茶店