2016年4月3日日曜日

2016年4月4日~4月8日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年4月1日
先週の日経平均は反落。週初は米国株が堅調な動きを続けていることや、期末に向けてのドレッシング買いなどから堅調な推移となった。しかし、イエレンFRB議長の講演を受け円安基調が反転し、週末には日銀短観の悪化や国内機関投資家の益出しの売りなどをきっかけに大きく崩れる展開となった。日経平均は週ベースで838.59円の下落。

今週の株式市場は、リバウンド期待も上値は重い展開か。チャートは17,000円前後で形成していた三角保ち合いを下放れてしまったが、アメリカ株が上値追いの状況ですし、日本は下がれば日銀の追加緩和期待、財政出動、消費税先送りなどが下値を支えることになるので、ここから一方的に売られる展開も考えづらい。ただ、為替水準を考えれば日経平均16,000円でも割安感はない。短観で大企業製造業の想定為替レートが1ドル117円46銭の数字が示され、6円近い乖離が発生していることを考慮すれば、むしろまだ割高感の方が強いと言える。業績予想リビジョンの悪化に歯止めがかかっていない状況なので、米国株高や政策期待で下値は買い支えられても上値は重いだろう。海外がリスクオンの間に、徐々に円安に回帰するのが理想だが、海外がリスクオフになってしまえば前回の安値14,865円も決して盤石ではない。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線16,574円、心理的節目17,000円、日足雲上限17,367円、月足基準線17,419円、日足雲上限17,434円。下値サポートとしては、日足雲下限16,091円、心理的節目16,000円、心理的節目15,500円、2月12日安値14,865円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.24倍 PBR1.10倍 予想配当利回り1.88%

今週の予想レンジ:15,750円~17,000円

更新日 2016年4月3日 株・個人投資家の喫茶店