2018年7月22日日曜日

2018年7月23日~7月27日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2018年7月20日
先週の日経平均は続伸。週初は為替の円安基調や米中貿易摩擦を材料に先物を売っていた向きの買い戻しが継続し、節目の23,000円にあと50円まで迫る場面もあった。しかし、商いは盛り上がらず、週後半は中国人民銀行が、人民元の売買の基準値を対米ドルで1ドル=6.7671元と1年ぶりの安値水準に設定したことで米中貿易摩擦への懸念が再燃し、伸び悩む展開となった。日経平均は週ベースで100.53円の上昇。

今週の株式市場は、揉み合いか。国内でも決算発表が本格化してくる。想定レートを1ドル=105円とする企業が多いことから、概ね堅調な決算が期待できるが、週末にトランプ大統領が中国と欧州連合(EU)は通貨を操作してきたとツイートしたことでドル安が進み、週初はこの影響を少なからず受けることになる。矛先が日本の金融政策や自動車に向けられる可能性もあり、今後のリスク要因として注意しておく必要がある。トランプリスクで節目の23,000円から上は買いづらい展開が続きそうだ。

上は心理的節目23,000円、2月2日~5日の下落時に空けた窓埋め23,122円などが目先のレジスタンス。下は日足雲上限22,587円、日足基準線22,206円、日足雲下限22,053円、心理的節目22,000円などがサポートとして意識される。

東証1部全銘柄 予想PER15.05倍 予想PBR1.32倍 予想配当利回り1.70%

今週の予想レンジ:22,000円~23,000円

更新日 2018年7月22日 株・個人投資家の喫茶店