2018年7月29日日曜日

2018年7月30日~8月3日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2018年7月27日
先週の日経平均は続伸。週明けはトランプ大統領のドル高批判や、CNBCとのインタビューで年5000億ドル強の中国からの輸入品すべてに関税を課す準備をしていると発言したことで、米中貿易摩擦への警戒感から300円安でのスタートとなった。週半ばには米国と欧州連合(EU)の首脳会談が穏当な結果となったことで買い戻しが優勢となったが、円の高止まりや日銀によるETFの購入方法を巡る思惑から上値は重かった。日経平均は週ベースで14.87円の上昇。

今週の株式市場は、揉み合いか。概ね良好な決算発表に支えられ底堅い展開が予想されるが、為替市場での円の強含みが上値抑制要因となりそうだ。30-31日に日銀金融政策決定会合が開催される。周知の通り上場投資信託(ETF)で日経平均型の買い入れを減らしTOPIX型を増やすとの情報がリークされている。この点についてはマーケットは既に織り込みが進んでいるが、購入方法の変更が見送られたり、織り込んだものと違う内容だったときは波乱となる可能性もある。

上は心理的節目23,000円、2月2日~5日の下落時に空けた窓埋め23,122円などが目先のレジスタンス。下は日足雲上限22,540円、日足雲下限22,284円、日足基準線22,206円、心理的節目22,000円などがサポートとして意識される。

東証1部全銘柄 予想PER15.31倍 予想PBR1.35倍 予想配当利回り1.66%

今週の予想レンジ:22,000円~23,000円

更新日 2018年7月29日 株・個人投資家の喫茶店