先週の株式市場は、ゴールドマン・サックスの訴追が嫌気され軟調に推移した。ただ、米国株の下落は1日だけだったのに対し、日本株は大型株が軟調で4日間下げる。一方、新興三市場は揃って年初来高値を更新した。日経平均は三週連続の下落で、週間の下げ幅は187円安となった。
今週の株式市場は大型連休を控え方向感の出にくい展開か。週末の米国株が続伸し、為替も円安基調になっていることから、週明けは節目の11,000円レベルでの寄付きが予想される。上値の目処は、日足基準線の11,070円、4月5日の高値11,408円。下値は3月に揉み合った水準が週足転換線レベルなので、10,750円前後が目先のサポートとして意識される。
国内の決算発表が徐々に出てくるが、前期の好業績は既に株価には織り込み済みである。今期の予想に関しては、アナリストは強気が多いが、企業サイドは傷が癒えたばかりで慎重な見通しが多くなると思われる。今期の予想があまりにもコンサバティブだと上値を抑える要因となろう。日経平均の予想レンジは先週と同じとする。
今週の予想レンジ: 10,800円~11,300円
更新日 2010年4月25日 株・個人投資家の喫茶店