2011年12月25日日曜日

2011年12月26日~12月30日の日経平均予想

先週の株式市場は続落。欧州の格下げ懸念や金正日総書記の死去に伴う地政学リスクの高まりから下値を模索する場面もあった。しかし、スペイン国債の入札が好調に終わったことやECBが期間3年の流動性供給オペを実施したことで持ち直す。この時期に売買が鈍るのはいつものことだが、今年は歴史的な閑散相場となっている。日経平均は週ベースで殆ど変わらずの6.56円の下落。

今週の株式市場は、レンジ内の餅つき相場が継続。日本が3連休の間、米国株が続伸しているので週明けは買い先行の始まりとなろう。しかし、欧州を巡る不透明感が強く積極的に上値を追う環境にはない。従って今週も動きの鈍い主力株を避け小型の材料株が相場の中心になろう。ただ、今年下げ続けた主力株も、年初はリターンリバーサルの動きが強まりやすいので、来年の相場を意識した仕込みも一考。また、信用需給の良い逆日歩銘柄などは、正月休みを前にいったんショートカバーの動きも強まると思われる。

日経平均の上値抵抗としては、まずは日足基準線8,432円、SQ値の8,478円、今月初めに頭をおさえられた8,700円レベル。下値サポートとしては、10月までサポートだった8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。

今週の予想レンジ:8,250円~8,750円


更新日 2011年12月25日 株・個人投資家の喫茶店

2011年12月18日日曜日

2011年12月19日~12月22日の日経平均予想

先週の株式市場は続落。EU首脳会議の結果を受けた買い戻しも1日だけで終わり、その後は格付け機関のネガティブ発言から、再びリスク回避の動きとなった。日経平均は週ベースで134.74円の下落。

今週の株式市場は、海外市場をにらみながら方向感のない展開が継続か。外国人投資家はクリスマス休暇となり、週末には日米とも3連休とあっては大きな動きは出ないだろう。欧州の格下げリスクがあるなか、今年は棹尾の一振も期待しづらく、かといってポジション調整はあらかた終わっているので急落もないと思われる。動きの鈍い主力株を避け、小型の材料株が相場の中心になろう。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の8,478円、日足基準線8,432円、75日移動平均8,645円、日足雲下限8,747円など。下値サポートとしては、10月までサポートだった8,350円レベル、11月25日終値8,160円、心理的節目の8,000円など。

今週の予想レンジ:8,200円~8,600円

更新日 2011年12月18日 株・個人投資家の喫茶店

2011年12月11日日曜日

2011年12月12日~12月16日の日経平均予想


先週の株式市場は反落。前週に急騰した反動や欧州イベントを前に利益確定売りが優勢となった。週末には、ドラギ総裁が国債購入拡大の考えがないことを明言したことで市場に失望感が広がった。日経平均は週ベースで107.29円の下落。

今週の株式市場は、引き続き海外市場をにらみながらの餅つき相場が継続か。ECB会合は失望に終ったが、EU首脳会議では英国を除く各国が新たな財政協定への取り組みで合意した。このことを受け金曜日の欧米市場は戻しているので、週明けは落ち着いたスタートとなりそうだ。大きなイベントは通過したが、これで市場を覆っている霧が晴れるわけでもなく、欧州ソブリン問題とは長い付き合いとなりそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線8,659円、日足雲下限8,747円、日足雲上限8,822円など。テクニカルポイントが8,700~8,800円どころに集中しており、ここを上抜けてくれば9,000円台も視野に入る。下値サポートとしては、25日移動平均8,523円、SQ値8,478円、10月までサポートだった8,350円レベル。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:8,300円~8,900円

更新日 2011年12月11日 株・個人投資家の喫茶店

2011年12月4日日曜日

2011年12月5日~12月9日の日経平均予想




先週の株式市場は大幅に反発。米年末商戦の好調な滑り出しや、日米欧の中央銀行によるドル資金の供給拡大、中国の金融緩和など各国政府が動きを見せはじめたことで世界的にリスク資産が買い戻された。日経平均は週ベースで483.74円の上昇。


今週の株式市場は、揉み合いから上値を試す展開を期待。欧州債務危機は具体的な進展があったわけではないが、今後の対応への期待感から買い戻しが継続している。今週は8日に欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合、8-9日にEU首脳会議が開催される。市場はECBの利下げを織り込みはじめているので、まずは利下げの有無が注目される。あとはECBによる国債買い入れの拡大や、共同債・財政統合など危機収束へ向けた具体的な話が出てくるかと云ったところ。


日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,644円、75日移動平均線8,682円、日足雲下限8,702円、日足雲上限8,746円など。テクニカルポイントが8,700~8,800円どころに集中しており、ここを上抜けてくれば9,000円台も視野に入る。下値サポートとしては、25日移動平均8,573円、心理的節目の8,500円、先々週までサポートだった8,350円レベル。


今週の予想レンジ:8,300円~8,900円


更新日 2011年12月4日 株・個人投資家の喫茶店

2011年11月27日日曜日

2011年11月28日~12月2日の日経平均予想


先週の株式市場は、深刻化する欧州債務危機を背景に、日経平均・TOPIXとも年初来安値を更新した。日経平均は週ベースで214.90円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続。直近の下落によりオシレーター系では下げ過ぎの領域に入ってきた。しかし、イタリアの3年国債利回りが8.13%まで高騰するなど欧州債務危機が改善するどころか、悪化している状況では自律反発があっても限定的か。欧州では11月29~30日にかけてユーロ圏・EU財務相会合が開催される。ただ、ドイツがかたくなな態度をとっている限り、出てくる材料は小手先のものに限られるので、状況の変化は望みにくい。

日経平均の上値抵抗としては、下値サポートとなっていた8,300円レベル、心理的節目の8,500円、日足基準線8,644円など。下値サポートとしては、心理的節目の8,000円、7,500円。


今週の予想レンジ:7,850円~8,350円


更新日 2011年11月27日 株・個人投資家の喫茶店

2011年11月20日日曜日

2011年11月20日~11月25日の日経平均予想


先週の株式市場は、先の見えない欧州債務危機から再びリスクオフの動きとなり、軟調な推移となった。商いも非常に薄い状態が続いた。日経平均は週ベースで139.56円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。欧州債務危機が、イタリア・スペイン・フランスといった大国にまで波及し、再びリスクオフの流れとなっている。主体性のない日本市場は、引き続き欧州からの材料に一喜一憂することになろう。今週は23日が休場、米国も週末にかけ感謝祭に入るため、市場参加者は更に減少しそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の8,500円、日足雲下限8,626円、日足基準線8,776円など。下値サポートとしては9月26日終値8,374円、3月15日ザラ場安値8,227円、心理的節目の8,000円など。

今週の予想レンジ:8,150円~8,650円

更新日 2011年11月20日 株・個人投資家の喫茶店

2011年11月13日日曜日

2011年11月14日~11月18日の日経平均予想


先週の株式市場は、イタリア国債利回りの急上昇などから欧州債務不安が再燃し、世界的にリスクオフの動きとなった。週末はイタリア国債が6%台に下落したことで、欧米市場は落ち着きを見せたが、日本株は独自の悪材料も多く反応は限定的だった。日経平均は週ベースで286.93円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。欧州ソブリン問題の性質上、短期での解決策がないことから不安定な相場が継続する。ここにきて、欧米株が反発しても日本株の反応の鈍さが目立ってきている。これは当初期待された復興需要が円高とタイの洪水被害で帳消しとなり、主力株に下方修正が相次いだこと。オリンパスの粉飾決算による日本市場
全体への不信感などがある。ヘッジファンドの45日ルールによる、解約売りが15日まで続くのも上値圧迫要因。個別では意味不明な値段まで売られている銘柄も多いので、年末年始のリターンリバーサルを狙う買いも一考。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限8,635円、日足基準線8,747円、75日移動平均線8,888円など。下値サポートとしは、心理的節目の8,500円、9月26日終値8,374円など。

11月11日の東証一部:株価収益率(PER)15.19倍、 株価純資産倍率(PBR)0.92倍

今週の予想レンジ:8,300円~8,800円

更新日 2011年11月13日 株・個人投資家の喫茶店

2011年11月6日日曜日

2011年11月7日~11月11日の日経平均予想



先週の株式市場は、金融大手MFグローバルの破綻やギリシャのパパンドレウ首相が欧州首脳がまとめたギリシャ支援の包括策を国民投票にかけると発表したことで欧州債務不安が再燃した。ECBの予想外の利下げなどで下げ渋ったものの、危機がイタリアに波及し始めており予断を許さない状況が続いている。日経平均は週ベースで249.07円下落した。


今週の株式市場は、上値の重い展開か。本格化している国内決算発表は、内需の中小型株は健闘しているものの、外需の主力どころが円高とタイの洪水被害拡大から相次いで下方修正を出しており、東証1部のPERは株価が下がりながら逆に上昇している。当面業績面でのポジティブなニュースは期待しづらく、M&A、自社株買い、リストラ、構造改革などが材料となっていくのではないか。


週末に行われたG20は新たな進展がなかったことで失望に終わっており、今週も欧州問題をにらみながら神経質な動きが続くことになろう。


日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、日足雲上限9,254円、週足基準線9,275円。下値サポートとしは、日足基準線8,747円、日足雲下限8,670円、心理的節目8,500円など。


11月4日の東証一部:株価収益率(PER)14.68倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍


今週の予想レンジ:8,500円~9,000円


更新日 2011年11月6日 株・個人投資家の喫茶店

2011年10月30日日曜日

2011年10月31日~11月4日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州財政危機に対する包括策がまとまったことを好感し、世界的にリスク資産へのアンワインドが進んだ。日経平均は週ベースで371円の上昇。

今週の株式市場は、9,000円前後で一進一退の動きか。欧州財務危機は、一連の対策を受け、市場が最も恐れていた金融システムの崩壊懸念が和らぎ、リスク資産への売り圧力は後退している。ただ、決まった包括策が今後確実に実行されていくのかまだ不透明な部分が多い。日本株は、ドル円が史上最高値を更新している状況では、9,000円台で値固めができれば上出来と云ったところか。米国は1日~2日に開催されるFOMCが注目材料。市場の予想通り追加緩和は無いと思われるが、QE3への期待感が高まっているので、バーナンキの発言が注目される。

日経平均の上値抵抗としては、3月末から8月初まで下値サポートとなっていた9,300円レベルが。下値サポートとしは、心理的節目の9,000円や日足基準線8,714円など。

10月28日の東証一部:株価収益率(PER)14.13倍、 株価純資産倍率(PBR)0.97倍

今週の予想レンジ:8,700円~9,300円

更新日 2011年10月30日 株・個人投資家の喫茶店

2011年10月23日日曜日

2011年10月24日~10月28日の日経平均予想



先週の株式市場は、比較的好調な米企業決算を好感し上昇して始まったが、欧州首脳会議を控えて次第に様子見ムードが強まった。売買代金は連日今年最低を記録するなど、市場エネルギーの低下は深刻である。日経平均は週ベースで67.07円の下落。

今週の株式市場は、膠着状態が継続か。週末の欧米株は、欧州債務危機の解決策をめぐる楽観論などから大幅高になったが、ドル円が史上最高値を更新したこともあり、CME225の上げ幅は65円と限定的となっている。26日の欧州首脳会議までは動きようがなく、週前半は東電・オリンパスと云ったところに商いが集中しそうである。

戻りが鈍い日本株に、今週は為替問題も重しとしてのしかかる。しかし、政府が円高対策を閣議決定した日に最高値を更新するというのは、何おかいわんやである。日銀は金融緩和を渋り、政府は増税一直線では、国際的に見れば円高誘導をやっているとしか思えないと言ったところ。薄商いに関しては、これは日本株に限った話ではなく、リスクオンでもリスクオフでもない状況から世界的な傾向となっている。価格に信頼性がなく、ちょっとした材料でも乱高下しやすくなっており、トリッキーな動きには注意したい。欧州問題が今週どのような進展をみせるか注目が集まる。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値8,799円、日足雲下限8,822円、心理的節目9,000円、75日移動平均線9,120円など。下値サポートとしは、日足基準線8,627円心理的節目の8,500円、
10月5日安値8,343円など。

10月21日の東証一部:株価収益率(PER)13.51倍、 株価純資産倍率(PBR)0.93倍

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2011年10月23日 株・個人投資家の喫茶店

2011年10月16日日曜日

2011年10月17日~10月21日の日経平均予想



先週の株式市場は、米雇用統計の上振れや欧州財務危機対応の前進などから買い戻しが進んだ。日経平均は週ベースで142円の上昇。

今週の株式市場は戻りを試す展開か。欧州財務問題に関しては、まだ予断を許さないが、危機封じ込めに向けた銀行の資本増強、ファイアウオールの設置なども動き始めており、金融システム崩壊という極端な悲観論は後退している。東京市場は欧米の動きを受け、オープニングギャップを空けた後は、そのまま膠着という主体性のない動きを続けている。国内に投資家がいないので主体性がないのは、いつものことだが、商いも非常に薄くやりずらい相場。日経平均の8,750円レベルは価格帯出来高も多く、節目の位置にある。ここを完全に抜くことが出来れば、震災から7月まで下値サポートとなっていた9,300円レベルまでの戻りも期待出来る。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値8,799円、心理的節目9,000円、日足雲下限9,037円、75日移動平均線9,191円など。下値サポートとしは、日足基準線8,609円、心理的節目の8,500円、10月5日安値8,343円など。

10月14日の東証一部:株価収益率(PER)13.60倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍

今週の予想レンジ:8,500円~9,100円

更新日 2011年10月16日 株・個人投資家の喫茶店

2011年10月9日日曜日

2011年10月11日~10月14日の日経平均予想



先週の株式市場は、期末のドレッシングが無くなったことや、欧州財務問題の不透明感から日経平均は週前半に年初来安値を下回る。その後はEUの各国財務相が域内金融機関へ資本増強を検討していると報じたことから、週末にかけ買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで94円の下落。

今週の株式市場は揉み合いから戻りを試す展開か。欧州財務問題は依然不透明感が強いものの、市場が一番心配していたギリシャの無秩序なデフォルト→欧州金融システム崩壊という最悪のシナリオは、銀行への資本注入が上手くいけば回避に向かうだろう。その後、イタリアなどへ危機を波及させないファイアーウォールを設置すれば、仮にギリシャがデフォルトしても織り込み済みで問題とはならない。それまでの道のりは、まだ紆余曲折が予想され楽観論は禁物だが、日本株は景気減速だけなら既に株価に充分織り込まれているので、売り圧力も徐々に衰えてくるのではないか。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,720円、心理的節目9,000円、日足雲下限9,071円など。下値サポートとしは、心理的節目の8,500円、10月5日安値8,343円、3月15日安値8,227円など。

10月7日の東証一部:株価収益率(PER)13.50倍、 株価純資産倍率(PBR)0.93倍


今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2011年10月9日 株・個人投資家の喫茶店

2011年10月2日日曜日

2011年10月3日~10月7日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州債務危機の深刻化から26日に日経平均は年初来安値を更新した。その後はEFSF(欧州金融安定基金)の機能拡充策への期待から欧米株が持ち直し、日本株は期末要因(ドレッシング買い)もあり、週末に向け持ち直した。日経平均は週ベースで140円の上昇。配当落ちを考慮すれば実質210円高。

今週の株式市場は、引き続きユーロ圏の動きに一喜一憂する相場が継続。EFSFの機能拡充策は、最大の資金拠出国であるドイツが無事可決したが、今後は、オランダやスロバキアなどギリシャ支援に否定的な国の採決を待つことから、相場の反応は今ひとつとなっている。ギリシャ支援も不透明なところに、マクロ指標の減速、おまけに30日に発表になったユーロ圏の9月のインフレ率が約3年ぶりの高水準になったことで、ECBの利下げ期待が後退し、週末の欧米株は再び急落している。東京市場も週明けは売り先行の展開が予想される。

東京市場は、約7割の銘柄がPBR1倍を割り込んでいる状況です。これが何を意味するかと言えば、今後、下方修正が相次ぐとしてもファンダメンタルズ要因の景気減速は、既に株価に織り込んでいると言うことです。市場が恐れているのは、ギリシャの無秩序なデフォルトなどからくる世界的な金融危機。もしそうなれば、リーマンショックの時がそうであったように、どんな分析もまったく役に立たなくなり、8,000円などあっという間に下抜けることになる。しかし、そういう状況が回避できるのであれば、十分お買い得な水準にきていると言える。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,728円、心理的節目9,000円、日足雲下限9,134円など。下値サポートとしは、心理的節目の8,500円、9月26日安値8,359円、3月15日安値8,227円など。

今週の予想レンジ:8,200円~8,800円

更新日 2011年10月2日 株・個人投資家の喫茶店

2011年9月25日日曜日

2011年9月26日~9月30日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧米株安を受け下値模索の展開となった。米国はFOMCでツイスト・オペの導入を発表したが、これは予想通りで材料出尽くしとなり、更に声明文での景気認識に対する悲観的な発言もあり、NYダウは1週間で737ドルの急落となった。欧州財務危機も深刻で、会合をなんど重ねてもなんら具体的な案が出てこない状況が続いており、市場からの圧力は日々強くなっている。日経平均は週ベースで303円の下落となった。

今週の株式市場は、引き続き海外情勢を睨みながらの展開。欧州問題は今週一つの山場を向かえる。第2次ギリシャ支援や欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充などが、今週各国議会で採択されるが、ドイツで否決されるようだとギリシャのデフォルトから信用収縮→世界的金融危機という流れが現実味を帯びてくる。ギリシャのデフォルトに関しては既に織り込まれているが、他国に波及させない枠組みが無い状態でのデフォルトは避けなければならない。

9月末を控え、日経平均の配当権利落ち分は68円~70円程度となる。

日経平均の上値抵抗としては、9月SQ値8,732円、日足基準線8,798円、心理的節目9,000円など。下値サポートとしは、9月14日終値8,511円や3月15日安値8,227円、心理的節目8,000円など。

9月22日の東証一部:株価収益率(PER)13.39倍、 株価純資産倍率(PBR)0.93倍

今週の予想レンジ:8,100円~8,700円

更新日 2011年9月25日 株・個人投資家の喫茶店

2011年9月18日日曜日

2011年9月20日~9月22日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州財務危機の拡大懸念から、日経平均は9月14日に年初来安値を更新した。その後は欧米日の中央銀行によるドル資金の供給などが好感され持ち直した。日経平均は週ベースで126.5円の上昇。

今週の株式市場は、引き続き海外情勢を睨みながらの展開。欧州財務危機に関しては、対処療法で危機がいったん和らいだものの、それだけのことで抜本的な問題は何も解決していない。危機を押さえ込むには、EFSFの大幅な拡大やユーロ共同債などが必要だが、一国でも反対する国があれば成立しない。結局、根本的な治療はドイツなどの反対で実現不可能なので、対処療法で誤魔化しながらユーロ圏の防衛を続けるしかないのが現状である。従ってマーケットは政策期待と失望を繰り返しながら、ボラの高い状態が継続しそうだ。

20日から開催される米国FOMCへの関心も高い。市場のコンセンサスとしては、QE3は見送りとなり、短期債を買って長期債を売るオペレーション・ツイストで長期金利の押し下げを狙う戦略に留まるとの見方が多い。

今週は国内の株式市場は3営業日しかない。そんな中、海外での重要イベントも多く、オープニングギャップを空けた後は、ザラ場方向感のない展開が続きそうだ。独自の動きとしては9月中間期末が近いことから高配当銘柄への物色が意識される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、日足雲下限9,348円など。下値サポートとしは、3月15日安値8,518円、3月15日安値8,227円など。

9月16日の東証一部:株価収益率(PER)13.78倍、 株価純資産倍率(PBR)0.96倍

今週の予想レンジ:8,600円~9,000円

更新日 2011年9月18日 株・個人投資家の喫茶店

2011年9月11日日曜日

2011年9月12日~9月16日の日経平均予想



先週の株式市場は、世界的な景気減速や欧州の財政危機が金融システム不安に拡大し軟調な展開となった。日経平均は外国人売り止まらず、6日に終値ベースでの年初来安値を更新した。
週ベースでは213円の下落。

今週の株式市場は、弱含みの展開が継続か。週末に欧米株が急落していることから、東京市場も週明けは売り先行の始まりとなる。CMEの円建て清算値が8,495円で現物と先物の配当落ち分+80円を考慮しても、年初来安値付近からの始まりとなろう。日本株はPBRなど指標面での割安感は顕著だが、外国人の換金売りが止まらない状況では厳しいところ。

今週も欧州関連のイベントが相場の撹乱要因。ここにきて、ドイツがギリシャのデフォルトに向け準備を始めるなど、ECB内部の意見対立も目立ち始めている。今後もギリシャへの追加支援をめぐる担保供与など問題は山積である。欧州は対応を一つ間違えると金融システムがクラッシュし、リーマン・ショックのようなパニック状態に陥ることも考えられるので、かなり危険な状態になっている。G7に関しては、形だけの協調姿勢は示されたものの、マーケットに対してはほぼゼロ回答であり、不安払拭には程遠い内容だった。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、日足基準線9,028円など。下値サポートとしは、9月6日終値8,590円、心理的節目8,500円、3月15日安値8,227円など。

9月9日の東証一部:株価収益率(PER)13.54倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍

今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2011年9月11日 株・個人投資家の喫茶店

2011年9月4日日曜日

2011年9月5日~9月9日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧米株が落ち着いた動きを示したことで外需系銘柄に買い戻しが入り、
日経平均は週ベースで152.96円の上昇となった。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。注目の米雇用統計は、雇用の伸び率が前月比ゼロとなるネガティブなものとなった。ただ、これに関しては、ある程度織り込み済みの結果であり、米株は雇用統計で売られたというよりか、欧州の財政不安や住宅ローン担保証券の訴訟リスクで下げたと云った方が適切である。米経済指標の悪化はQE3へ繋がり、今週は政策面での動きも出てくるだろう。欧州問題は、短期的な解決策がない上、ここにきて加盟国の勝手な動きが混乱を助長しており、引き続き相場の撹乱要因となろう。日本市場は、週末にメジャーSQを控えており、現物の商いが薄い中、先物主導の荒い動きも想定される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、日足基準線9,329円など。下値サポートとしは、下げ渋りを見せている8,600円レベル。

9月2日の東証一部:株価収益率(PER)13.79倍、 株価純資産倍率(PBR)0.96倍

今週の予想レンジ:8,500円~9,250円

更新日 2011年9月4日 株・個人投資家の喫茶店

2011年8月28日日曜日

2011年8月29日~9月2日の日経平均予想



先週の株式市場は、バーナンキ講演を前にアンワインドが出て個別には荒い動きとなる銘柄も
あったが、全体的には方向感のない展開となった。日経平均は週ベースで78.54円の上昇となった。

今週の株式市場は、上値の重い展開か。注目のバーナンキ講演は、QE3への言及はなく失望に終わる。ただ、巧妙だったのは次回のFOMCの開催期間を延長したことで、これにより市場が勝手にQE3への期待をつなぎ、株価は持ち直した。今週は米国でISM製造業や雇用統計といった重要指標が目白押しで、発表前に東京市場は様子見ムードが強まりそう。基本的に欧米市場の動きを受けギャップを空けての始まりが多くなり、ザラ場は動かない相場が今週も継続しそうである。

国内は民主党の代表選があるが、マーケットは相手にしていない感じである。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線8,885円、心理的節目の9,000円、日足基準線9,384円など。下値サポートとしは、3月15日終値8,605円・ザラ場安値8,227円など。

8月26日の東証一部:株価収益率(PER)13.54倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍

今週の予想レンジ:8,400円~9,100円

更新日 2011年8月28日 株・個人投資家の喫茶店

2011年8月21日日曜日

2011年8月22日~8月26日の日経平均予想



先週の株式市場は、前半は欧米市場が落ち着いていたこともあり底堅く推移したが、週末にかけ欧州発の世界連鎖株安に巻き込まれ続落。日経平均は週ベースで244.48の下落となった。

今週の株式市場は、ボラタイルな展開が継続。いったん落ち着いたかに見えたマーケットだが、欧州当局の危機感の欠如などから、債務問題が欧州銀行の信用不安に広がりを見せ始めている。株式市場は、各国の政策対応を催促するような相場になっているが、どうせ有効な手立ては打ち出せないだろうと云うことがマーケットで支配的になっており、まさに八方塞がりの状態。

米国では今週26日のバーナンキ講演が注目され、一部では追加緩和期待が高まっているが、インフレ気味の現状では、劇薬QE3の実施は不可能であろう。ただ、直近4週間で米株式市場の時価総額は約207兆円も減少しており、逆資産効果の悪影響を考慮すれば、QE2.5程度のものが出てくる可能性は否定できない。日本株に関しては、世界的なリスク回避の流れには抗うことはできないが、どの角度から見ても割安圏に来ているのは間違いない。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線8,904円、心理的節目の9,000円、日足基準線9,402円など。下値サポートとしは、8月9日安値8,656円、3月15日終値8,605円・ザラ場安値8,227円など。

8月19日の東証一部:株価収益率(PER)13.43倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍

今週の予想レンジ:8,300円~9,200円

更新日 2011年8月21日 株・個人投資家の喫茶店

2011年8月14日日曜日

2011年8月15日~8月19日の日経平均予想



先週の株式市場は、米国債の格下げをきっかけに世界的にリスクオフの動きが続き、日経平均は震災後の安値に迫る8,656円まで売られる場面もあった。日経平均は週ベースで336.16の下落。

今週の株式市場は、9,000円を挟み揉み合う展開か。週末の米国株が久しぶりの続伸となっており、週明けは東京市場も反発しての始まりとなろう。東証1部の株価純資産倍率(PBR)は0.96倍と割安水準にきており、オシレーター的にも短期売られ過ぎを示唆している。ただ、頼みの外国人は自国のマーケットで痛んでおり、3月の時とは違い有力な買い手は不在である。自律反発した場合も、長らくボックスの下限だった9,300~9,400円どころがレジスタンスとして意識される。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の9,054円、日足基準線9,432円、日足雲下限9,710円など。下値サポートとしは、8月9日安値8,656円、3月15日終値8,605円など。

8月12日の東証一部:株価収益率(PER)13,71倍、 株価純資産倍率(PBR)0.96倍

今週の予想レンジ:8,700円~9,400円

更新日 2011年8月14日 株・個人投資家の喫茶店

2011年8月7日日曜日

2011年8月8日~8月12日の日経平均予想



先週の株式市場は、円売り介入や日銀の追加金融緩和の決定があったものの、世界的な景気減速懸念が市場心理を悪化させ大幅安となった。日経平均は週ベースで533.15円下落した。

今週の株式市場は、引き続き海外市場を睨みながらボラタイルな展開が予想される。週末にスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、米国債の格付けを「AAA」から「AA+」に1段階引き下げるニュースが飛び込んできた。2008年の金融危機の時もそうだが、こういうニュースは必ず週末に発表され、週明けの東京市場がまず実験台にされる。直近の米株の意味不明の暴落、円の急騰、予想を上回る雇用統計でも売られるという動きは、これが背後にあったことを考えれば納得できる。当然それなりの影響は出るだろうが、かなり織り込まれていると考えられる。ただ、これでレポ市場やデリバティブ市場が大きく動揺すれば、一層リスク回避が強まり2008年の悪夢が蘇る。しかし、現状S&P1社だけの格下げであり、流動性・安全性から米国債の受け皿となる国債があるかと言えば、それもないことから混乱があったとしても短期間で終息に向かうだろう。日本株はテクニカル的には下値目処が立たなくなってきたが、先週末の東証1部のPBRが0.99倍となっており、この辺が下支え材料として期待される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,500円、日足雲下限9,591円、日足基準線9,736円、200日移動平均9,926円など。下値サポートとしては、心理的節目の9,000円、3月15日終値8,605円など。


8月5日の東証一部:株価収益率(PER)14,31倍、 株価純資産倍率(PBR)0.99倍

今週の予想レンジ:8,900円~9,600円

更新日 2011年8月7日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月31日日曜日

2011年8月1日~8月5日の日経平均予想



先週の株式市場は、米国のマクロ指標の悪化に債務引き上げ問題が加わったことで、リスク回避姿勢が鮮明となり、世界的な株安となった。日経平均は週ベースで299.08円下落した。

今週の株式市場は、波乱含みの展開か。米国の債務引き上げ問題は、妥協して纏まるものと高を括っていたが、共和党の右派グループ、ティーパーティ(茶会)がここまで強硬だと、8月2日までに合意されない可能性も出てきた。仮に期限に間に合わなくても、すぐにデフォルトが発生する可能性は低いが、その影響は計り知れないものがある。ドル円は戦後最高値が視野に入り、介入に踏み切るかどうかも注目される。ただ、先週末から本格化した国内企業決算は概ね良好であり、米国の債務問題が収束すれば、ドル/株は買い戻しが期待される。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,880円、200日移動平均線9,924円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足雲上限9,668円、日足雲下限9,506円など。

7月29日の東証一部:株価収益率(PER)15,02倍、 株価純資産倍率(PBR)1.04倍

今週の予想レンジ:9,500円~10,200円

更新日 2011年7月31日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月24日日曜日

2011年7月25日~7月29日の日経平均予想



先週の株式市場は、米主要企業の好調な決算やギリシャへの追加支援策がまとまったことなどを受け、日経平均も堅調に推移した。週ベースでは157.64円の上昇。

今週の株式市場は、薄商いのなか底堅い展開が継続か。国内では週末から四半期決算発表が本格化してくる。震災直後に保守的な予想を出した企業の上方修正期待や業績予想を見送っている企業も順調な業績を示せれば買い安心感につながろう。懸念材料としては、米国のデット・シーリングの引き上げ問題が今週ヤマ場を向かえ、円高が更に進むようだと為替離れが進んでいるとは言え、ネガティブな影響は避けられない。

日経平均の上値抵抗としては、7月8日高値10,207円。下値サポートは、心理的節目の10,000円、200日移動平均線9,910円、25日移動平均線9,836円など。予想レンジは3週連続の据え置きとする。

7月22日の東証一部:株価収益率(PER)15,49倍、 株価純資産倍率(PBR)1.07倍

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2011年7月24日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月17日日曜日

2011年7月19日~7月22日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧米の債務問題や円高進行など外部環境が悪化し、日経平均は4週間ぶりの下落となった。週ベースでは163.26円のマイナス。

今週の株式市場は、夏枯れ相場のなか底堅い展開か。先週は悪材料が多かった割りには、200日移動平均レベルで下げ止まり底堅さを見せた。その最大の要因は日銀のETF買い入れだろう。この買い入れは主に9,500円以下で発動されていたが、株価水準に関係なく、TOPIXが前場に1%下がって
いれば入ることが先週12日に確認できた。現在、震災後の高値圏だが下値は売りづらくなったのではないか。ただ、これがボラの低下を招いているのは否めません。米国は主要企業の4-6決算が今週ピークを向かえ、デット・シーリングの引き上げ問題と共に注目される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,000円、週足雲上限10,102円、7月8日SQ値10,225円など。下値サポートは、200日移動平均線9,901円、日足基準線9,763円、日足雲上限9,667円など。予想レンジは先週と同じとする。

7月15日の東証一部:株価収益率(PER)15,34倍、 株価純資産倍率(PBR)1.06倍

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2011年7月17日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月10日日曜日

2011年7月11日~7月15日の日経平均予想



先週の株式市場は、米ISM製造業景気指数が市場予想を大きく上回るなど、外部環境の好転を受け堅調に推移した。日経平均は週ベースで269円上昇し、震災後の高値を更新した。

今週の株式市場は、10,000円台での値固めが出来るかに注目。注目の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が1万8千人に留まり、事前予想の10万に対し大幅に下振れる結果となった。今週から本格化する米企業の決算発表も、いい数字はかなり織り込んで上昇していただけに、雇用統計の下振れと合わせ、慎重姿勢が強まることが予想される。日経平均も各種オシレーターは過熱感を示唆しており、スピード調整が入って然るべきところ。その際、200日移動平均がサポートとして意識される。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の10,225円、心理的節目10,500円など。下値サポートは、週足雲下限9,932円、200日移動平均線9,888円、日足基準線9,763円など。

7月8日の東証一部:株価収益率(PER)15,61倍、 株価純資産倍率(PBR)1.08倍

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2011年7月10日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月3日日曜日

2011年7月4日~7月8日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの財政不安や米景気に対する過度な不安が後退し、世界的な株高となった。日経平均は週ベースで189円の上昇。

今週の株式市場は、10,000円と200日移動平均を意識した展開か。注目のISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことで、週末の米国株が大幅続伸となっており、週明けの東京市場も買い先行の始まりとなろう。10,000円台乗せでいったん目標達成感も出やすい水準だが、200日移動移動平均線をサポートに出来るかがポイントとなる。ここまで現物・先物とも商いが薄く、主に買い戻しが主導してきた相場だけに脆さも内包していると言える。今後、商いが増えてくるのかも注目。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,889円、心理的節目の10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、200日移動平均9,866円、日足雲上限9,639円、日足基準線9,609円など、

7月1日の東証一部:株価収益率(PER)15,26倍、 株価純資産倍率(PBR)1.06倍

今週の予想レンジ:9,600円~10,100円

更新日 2011年7月3日 株・個人投資家の喫茶店

2011年6月26日日曜日

2011年6月27日~7月1日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの財政問題がいったん和らいだことで堅調に推移した。ただ、上昇した要因はクレディ・スイスによる先物の買い戻しであり、現物の上値は重かった。日経平均は週ベースで327円高となり、これは震災後2番目の大きさ。

今週の株式市場は、ボックスの動きが継続か。まずはギリシャの財政再建策が28日の同国議会で承認されるかどうかが注目材料となる。万一、否決されれば市場へのインパクトは大きい。日本では29日が株主総会の集中日であり、需給的には売りが出にくい環境にある。合理的算定が出来ないという理由で、業績予想を非開示にしている企業も総会に合わせ出してくること予想される。200日移動平均線が上向きになっており、ここを抜けてくるようだと強いシグナルとなる。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限9,713円、200日移動平均線9,848円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足基準線9,519円、日足雲下限9,498円、3月29日安値9,317円など。

6月24日の東証一部:株価収益率(PER)14,94倍、 株価純資産倍率(PBR)1.03倍

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2011年6月26日 株・個人投資家の喫茶店

2011年6月19日日曜日

2011年6月20日~6月24日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの債務不安や世界景気の減速懸念を受け弱含んだ。週ベースでは163円のマイナス。

今週の株式市場は、引き続き弱含んだ地合いを引きずりそう。ギリシャの債務問題、アメリカの景気減速懸念、新興国の金融引き締めなど、ネガティブな材料が多い。日経平均のチャートもサポートを割り込み始めており、震災以降は狭いボックス相場で急落がなかったぶん、戻りも鈍そうだ。ポジティブな材料としては。サプライチェーンの回復が当初の予想よりかなり早いペースで進んでいることと、先週末の東証1部のPBRが1.0倍(日経平均は1.04倍)まで下がっていること。逆にこの2点以外は買う材料は何もないのだが、国内は今後の復興需要を考えれば割安な水準に来ていると言える。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限の9,498円、日足基準線9,535円、SQ値9,553円、週足雲下限9,677円など。下値サポートは、3月29日安値9,317円、心理的節目の9,000円など。

6月17日の東証一部:株価収益率(PER)14,48倍、 株価純資産倍率(PBR)1.00倍

今週の予想レンジ:9,100円~9,600円

更新日 2011年6月19日 株・個人投資家の喫茶店

2011年6月12日日曜日

2011年6月13日~6月17日の日経平均予想



先週の株式市場は、米雇用統計を受け売り先行の始まりとなったが、その後は米国の景気減速懸念や円高進行など悪材料が多い中、小幅ながら震災後初の4連騰となった。週ベースでは22円高となり5週間ぶりの上昇。NYダウは6週連続の下落。

今週の株式市場は、弱含みのなか下値を試す展開か。週末の米国株が大幅反落となっていることから、月曜日は売り先行の展開となろう。米国の景気減速やギリシャの債務再編問題など、海外からもマイナスのニュースフローが多くなっており、国内政局の混迷と合わせ買い材料は乏しい。日経平均は9,300円のネックラインを割り込むようだと、三尊天井が確定し下方バイアスが高まる。日銀のETF買い入れでどこまで粘れるかと言ったところ。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値9,553円、日足基準線9,643円、週足雲下限9,666円、日足雲上限9,717など。下値サポートは、6月7日安値9,358円、3月29日安値9,317円など。

6月10日の東証一部:株価収益率(PER)14,66倍、 株価純資産倍率(PBR)1.01倍

今週の予想レンジ:9,200円~9,600円

更新日 2011年6月12日 株・個人投資家の喫茶店

2011年5月29日日曜日

2011年5月30日~6月3日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州財政不安や米国の景気後退を示唆する経済指標から海外市場が頭打ち傾向となり、日経平均は9,500円を挟み様子見ムードの強い展開が続いた。週ベースでは、-85.14円安となり3週連続の下落。

今週の株式市場は、週初は方向感がなく、週末にかけては波乱含みの展開か。日経平均はなんとかレンジ内の動きを保っているが、日足転換線も越えられない状況なので、まだ下振れへの警戒感の方が強い。外国人投資家による29週連続の買い越しが話題になっているが、先物と合わせれば売り越しになっている週もあり、上値を買うことには慎重になっている。今週末には米雇用統計が控えており、直近弱めの経済指標が相次いでいるだけに警戒感が漂う。国内では内閣に対する不信任決議案の行方などが注目される。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,607円、日足基準線9,711円、200日移動平均9,827円など。下値サポートは、心理的節目の9,500円、4月19日安値9,405円、3月29日安値9,317円など。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2011年5月29日 株・個人投資家の喫茶店

2011年5月22日日曜日

2011年5月23日~5月27日の日経平均予想



先週の株式市場は、不安定な商品相場やギリシャ問題がくすぶる中、海外市場は方向感がでず、日経平均も小動きに終始した。週ベースでは41.69円安。

今週の株式市場は、基本レンジ内の動きだが下振れも警戒。国内は企業決算が一巡し手掛かりに乏しく、海外市場の動向に振らされ易くなる。9,500円レベルでは、日銀のEFT買いに支えられてきたが、それも海外市場が堅調相場を続けてきたところに負う部分が大きい。海外市場が調整に入ると、外国人のリスク許容度の低下から日本株も売られやすくなる。またここにきてマーケットでは国内の政治リスクが再度意識され始めている。東電への賠償支援の枠組みが先送りされるようだと、銀行や他の電力株への影響のみならず、市場全体の心理も冷やしかねない。ポジティブな材料としては、サプライチェーンの回復が前倒しで進んでいることと、20日時点の東証1部のPBR(株価純資産倍率)が1.02%と低水準なこと。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,711円、SQ値の9,758円、200日移動平均9,829円。下値サポートは、日足雲下限と心理的節目の9,500円レベル。3月29日安値9,317円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2011年5月22日 株・個人投資家の喫茶店

2011年5月15日日曜日

2011年5月16日~5月20日の日経平均予想



先週の株式市場は、国際商品相場の変調により、好調な米国株の動きが不安定となり、東京市場も週半ばまでは方向感のない展開となった。その後は原発不安や週末は枝野発言をきっかけに売りが優勢となった。週ベースでは210円安。

今週の株式市場は、上値の重い展開か。週初は先週同様、決算プレーが中心となろうが、今期の予想を見送る企業も多く、全体的な方向感は見えにくい。そうなると欧州ソブリン問題や不安定な商品相場を睨みながら、東京市場は米株の動きに大きく振らされる展開となろう。週末、枝野氏が東電に融資した金融機関への債権放棄を求めた発言も引き続き懸念材料として残る。資本主義の原理原則を無視した発言だけに、現在唯一の買い手である外国人の反応が心配である。9,500円レベルでの日銀のETF買いでどこまで支えられるかと言ったところだが、ここを大きく割り込んでくるようだと下方にバイアスがかかりやすくなる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,711円、SQ値の9,758円、200日移動平均9,822円。下値サポートは、日足雲下限と心理的節目の9,500円レベル。3月29日安値9,317円など。

今週の予想レンジ:9,400円~9,800円

更新日 2011年5月13日 株・個人投資家の喫茶店

2011年5月8日日曜日

2011年5月9日~5月13日の日経平均予想


先週の株式市場は、GWの谷間と言うことで2営業日しかなかった。2日に1万円を回復した後は、米国株の下落や再び80円割れとなった円高の進行を嫌気し、6日に値を消した。

今週の株式市場は、レンジでの取引が継続か。週末の米雇用統計は市場予想を上回ったが、ギリシャのユーロ圏離脱報道(その後否定)でNYダウは伸び悩み、ドル/円もほぼいってこいの展開となった。欧州のソブリン・リスク、商品相場の急落など、再びリスク回避の動きが広がるのか予断を許さない。ここまでの国内決算発表は、およそ1/3の企業が今期の予想を未定としており、不透明感から動きづらい状況になっている。下値は日銀のETF買いが支える形だが、10,000円台の定着はまだ時期尚早と言ったところか。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,000円、週足雲上限の10,102円。下値サポートは、200日移動平均線9,819円、日足基準線9,667円、心理的節目の9,500円など。

今週の予想レンジ:9,500円~10,000円

更新日 2011年5月8日 株・個人投資家の喫茶店

2011年4月24日日曜日

2011年4月25日~4月29日の日経平均予想



先週の株式市場は、一時9,500円を割り込むなど軟調に推移したが、インテルなどの好決算を手掛かりに米国株が持ち直し、週後半にかけ日経平均主導の上昇となった。週ベースで日経平均は90円の上昇。

今週の株式市場は、引き続き膠着感の強い展開が継続か。国内は本格化してくる決算発表が最大の注目点となる。業績悪化はある程度織り込まれているが、問題は今期の見通しを企業が開示出来るかがポイント。見送る企業が増えると更に不透明感が強まりマイナスに作用する。基本的には、GW前と云うこともあり、積極的なポジションは取りづらい。先週までと同様上値は重く、下がれば日銀のETF買いとボックス圏での動きが続きそう。米国では26~27日にFOMCが開かれる。QE2の終了が迫っており、バーナンキのコメントに注目が集まる。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,805円、心理的節目10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、心理的節目の9,500円、3月29日安値9,317円、日足基準線9,230円など。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2011年4月24日 株・個人投資家の喫茶店

2011年4月17日日曜日

2011年4月18日~4月22日の日経平均予想



先週の株式市場は、進展の見られない原発の事故処理や大きな余震などから手控えムードが広がった。週ベースで日経平均は176円の下落となった。

今週の株式市場は、引き続き膠着感の強い展開が継続か。月末にかけて本格化する決算発表を前に、先週以上に見送りムードが強まると思われる。物色は小型の材料株が中心となろう。懸念材料としては、高値圏にある米国株。決算発表後に売られる銘柄が多くなっており、以前ほどの相関性はなくなったが、大きく崩れると日本株にもネガティブに作用する。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,806円、心理的節目10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、心理的節目の9,500円、日足基準線9,388円、3月29日安値9,317円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2011年4月17日 株・個人投資家の喫茶店

2011年4月10日日曜日

2011年4月11日~4月15日の日経平均予想



先週の株式市場は、日経平均が週ベースで59円高と3週連続の上昇となった。ただ、金曜日を除き連日東証1部の値下がり銘柄数が1,000を超えるなど、原発危機の影響が重くのしかかり、全体的には軟調相場だったと言える。

今週の株式市場は、膠着感の強い展開が継続か。株・為替とも震災前のような海外との相関性は薄くなっており、捉えどころがなくなっている。今週も現物の商いが落ちる中、先物を中心とした動きか。

業績見通しの修正は、まだ殆ど出てきていないが、3月決算に向けこれから徐々に増えてくるだろう。来期の業績予想は見送る企業も多いと思うが、悪化するのは既に判っているので、腰だめでも出して貰った方がプラスに作用すると思われる。見送れば不透明感が強まるだけで、投資家は更に引いてしまうだろう。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,817円、心理的節目10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足基準線9,498円、3月29日安値9,317円、心理的節目9,000円など。

今週の予想レンジ:9,400円~10,000円

更新日 2011年4月10日 株・個人投資家の喫茶店

2011年4月3日日曜日

2011年4月3日~4月8日の日経平均予想


先週の株式市場は、期末のドレッシング買い、好調な米株、円安の進行を背景に底堅い推移となった。週ベースでは172円の続伸。

今週の株式市場は、手探り状態の中、揉み合う展開か。引き続き、出口すら見えない原発問題が上値圧迫要因だが、下がれば日銀のETFの買い入れなどもあり、売り込みづらい状況もある。先週から徐々に震災や計画停電の影響を受けた業績修正が出始めている。ある程度は織り込み済みとは言え、今後、業種によっては驚くような数字も出てくると思われる。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,821円、心理的節目10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足基準線9,498円、3月29日安値9,317円、心理的節目9,000円など。

震災後の株式市場の動きに関しては、まだ読めない部分が多すぎて難しいが、個人的意見としては、GDPの押し下げ幅一つとっても、あまりにも過小評価され過ぎていると思われる。一方でこの震災を機に企業も非効率な経営など出来なくなるので、今後M&Aや業界再編が進むだろう。また外資による日本企業の買収もあり得る。この辺はもう少し落ち着いてこないと無理だが、頭の中には入れておきたい。

今週の予想レンジ:9,300円~10,000円

更新日 2011年4月3日 株・個人投資家の喫茶店

2011年3月27日日曜日

2011年3月28日~4月1日の日経平均予想


先週の株式市場は、やや落ち着きを取り戻し、週ベースで329円の上昇となった。ただ、原発問題のニュースには敏感に反応する地合いで、東京の水道で基準値を超えるヨウ素が検出されると大きく売られるなど、不安定な相場になっている。

今週の株式市場は、引き続き神経質な展開が継続。マーケットは、パニック的な状況が解消し、次第に落ち着きを取り戻しているが、原発問題は予断を許さない綱渡りの状況が続いており、今週も大きな圧迫要因となる。また、今回の大震災による経済活動の鈍化、それに伴う個別企業の業績修正、その後の復興需要など、まだ見えない部分が非常に多く、下げれば買いも入ってくるが、9,500円を超えてくると買いの手も止まってくる状況に大きな変化はないと思われる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,559円、週足雲下限9,687円、200日移動平均9,822円など。下値サポートは心理的節目の9,000円。

29日の配当権利落ちについては、今後無配や減配などが増える可能性もあり読みづらいが、証券会社によると概ね80円程度という予想になっている。


今週の予想レンジ:8,900円~9,750円

更新日 2011年3月27日 株・個人投資家の喫茶店

2011年3月20日日曜日

2011年3月22日~3月25日の日経平均予想


先週の株式市場は、未曾有の大震災に原発不安が拍車をかけ予想を遥かに超える暴落となった。週ベースでは、-1,047.68円の下落。

今週の株式市場は、引き続きボラタイルな展開が継続。パニック状態になった15日のザラ場安値、8,227円を下回る可能性は非常に低いと思われるが、これだけブラックスワンを立て続けに何度も見せられては断言は出来ない。ただ、今回オプション取引で破産した個人が多いように、マージンコールによる信用の投げ売りもかなり出たと思われる。このことから戻るスピードも想定外になる可能性もある。

基本的に9,500円から下は、すべて原発不安がもたらしたもの。現在、自衛隊・東京消防庁・東電・関連会社の危険を顧みない必死の努力により一筋の光が見え始めているが、今週も原発の動向から目が離せない。ただ、例え原発不安が終息に向かっても、このまま首都圏の停電が長引けばGDPを6%押し下げるという試算もあり、今後、電力供給の安定が早期復興の鍵となろう。
今週の予想レンジ:8,600円~9,800円

更新日 2011年3月20日 株・個人投資家の喫茶店

2011年3月13日日曜日

2011年3月14日~3月18日の日経平均予想


先週の株式市場は、中東の地政学リスク、高止まりする原油高、欧州ソブリン問題の蒸し返しなどを背景とした世界的な景気減速懸念が再燃し下値模索の展開となった。日経平均は週ベースで439円の下落。

今週の株式市場は、金曜日の大引け直前に起きた大地震の影響から売りが膨らみそうだ。CMEの円建て清算値は9,975円と配当落ち分(約70円)を考慮すれば、現物はまだ1万円台を保っているが、これは被害の全容が明らかになる前であり、当てにはならない。今後も大きな余震や悲惨な状況が明らかになるにつれ、マーケットも大きく揺れ動くことになる。今回の地震がGDPに与える影響など不確定要因が多く、正直月曜日のマーケットがどう動くかは、私も予測がつきません。ただ、日本がこれでダメになってしまうわけでもなく、国民一丸となり必ずや力強い復興を遂げるものと信じています。

地震被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。

今週の予想レンジ:9,000円~10,000円

更新日 2011年3月13日 株・個人投資家の喫茶店

2011年3月6日日曜日

2011年3月7日~3月11日の日経平均予想


先週の株式市場は、中東の地政学リスクを背景にした原油価格の動きに米株が乱高下となり、日本株も方向感のない展開となった。一方、先物の影響を受けない新興市場は個人の短期資金を集め好調に推移した。日経平均は週ベースで69.57円の上昇。

今週の株式市場は、10,500円を中心に揉み合いか。週末の米雇用統計は、ほぼ予想通りの着地となったが、株式市場は前日に大きく上昇していたこともあり、材料出尽くしから売られた。週明けの東京市場は、CMEの円建て清算値である10,640円を意識した始まりとなろう。基本的に日米ともファンダメンタルズは悪くはないが、中東の地政学リスクと原油高でボラティリティーが高くなっており、捉えどころのない相場になっている。中東情勢が落ち着けば、カネ余りと好調な企業業績から年初来高値を更新する可能性もあるが、週末に原油先物価格が再び直近高値を更新したことで上値は重そうである。週末にはメジャーSQが控えており、先物の動きには要注意。個別には3月期末に向けた高配当銘柄への物色も意識されよう。

日経平均の上値抵抗としては、2月21日の終値10,857円、心理的節目の11,000円。下値サポートとしては、週足転換線10,537円、日足雲上限10,410円、75日移動平均10,370円など。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:10,250円~10,750円

更新日 2011年3月6日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月27日日曜日

2011年2月28日~3月4日の日経平均予想


先週の株式市場は、中東の地政学リスクの高まりから原油価格が急騰し、それが世界的なリスク回避の流れとなり、円高・株安が進行した。週ベースでは316円の下落。

今週の株式市場は、引き続き中東情勢と原油価格を睨みながら不安定な動きとなりそうだ。今週も基本的にはリスク回避モードだろうが、ただVIX指数(恐怖指数)などを見る限り、現状は19.2と、それほど極端なリスク回避モードに入っているわけでもない。
今後、一連の反政府運動がどのような拡散または終息を見せるかは、誰一人として予測不能であり、暫くマーケットも楽観と悲観の間で揺れ動くことになりそうだ。また米国で雇用統計が控えていることもあり、週末にかけては様子見ムードが強まりそう。

日経平均の上値抵抗としては、週足転換線10,537円、2月17日終値10,836円。下値サポートとしては、日足雲上限10,461円、75日移動平均10,311円、週足雲上限10,102円など。

今週の予想レンジ:10,250円~10,750円

更新日 2011年2月27日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月20日日曜日

2011年2月21日~2月25日の日経平均予想



先週の株式市場は、上値を追う米国株や為替相場の安定を受け、日経平均も5日続伸となった。

今週の株式市場は、11,000円を前に揉み合いか。中東諸国の反政府デモの拡大や中国への飛び火懸念など、不安材料は燻るものの、新興国から先進国、債券から株への大きなマネーの流れは続くと思われる。ただ、さすがにリスク不感症気味になっている面は否めず、何かの材料をきっかけに、いつ巻き戻しが起きても不思議ではない。日経平均は11,000円をつければ目標達成感も出やすいが、出遅れセクターや銘柄への物色意欲は強いので、材料株での局地戦が中心となろう。

日経平均の上値抵抗としては、昨年ゴールデンウィーク明けに急落した11,000円の窓埋めレベル。下値サポートとしては、日足転換線10,731円、日足基準線10,537円、週足雲上限10,386円など。

今週の予想レンジ:10,500円~11,000円

更新日 2011年2月20日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月13日日曜日

2011年2月14日~2月18日の日経平均予想


先週の株式市場は、上昇を続ける米国株や好調な国内企業決算を受け上値を試す展開となった。週ベースでは62.13円の上昇。

今週の株式市場は、引き続き上値を試す展開か。混乱のエジプト情勢は、ムバラク大統領の辞任で一区切りついたが、もともとこの材料で株価が下がっていたわけではないので、好材料と受け止められても、影響は一時的なものだろう。国内はGDP速報や日銀金融政策決定会合と云ったイベントがあるが、あまり材料視はされないだろう。チャート的には、明らかに上への抵抗の方が少ない状態であり、 予想をすれば上と言わざるを得ない。しかし、日本株の上昇を支えてきた米国株には、かなりの過熱感がみられ、いつ調整に入ってもおかしくない。海外株高を受けた日本株への相対的な買いだけでは、割安感もなくなってきただけに、今後の国内の政治リスクを考えると慎重さも求められるところ。

日経平均の上値抵抗としては、昨年ゴールデンウィーク明けに急落した11,000円の窓埋めレベル。下値サポートとしては、まずは先週のSQ値10,561円、日足基準線10,442円、週足雲上限10,237円など。

今週の予想レンジ:10,300円~10,900円

更新日 2011年2月13日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月6日日曜日

2011年2月7日~2月11日の日経平均予想


先週の株式市場は、エジプト情勢の混乱を背景に売り先行の始まりも、周辺諸国への飛び火もなく、次第に落ち着きを取り戻した。週末にかけては、米国株式市場の高値追いや、新日鉄と住金の経営統合
など日本独自の好材料が相場を後押しした。

今週の株式市場は、上値を試す展開か。週末の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比3万6000人増と市場コンセンサスを大きく下回ったが、売り材料にはならず。週明けの東京市場は、CMEの清算値10,630円の鞘寄せしての始まりとなる。その後、米国株に高値波乱がなければ、週末のオプションSQを意識した10,750円の攻防に移ろう。リスク要因としては、いまだ流動的なエジプト情勢と円高。

日経平均の上値抵抗としては、1月13日高値10,620円、オプションSQを意識した10,750円。下値サポートは、日足基準線10,401円、週足雲上限10,237円。

今週の予想レンジ:10,250円~10,800円

更新日 2011年2月6日 株・個人投資家の喫茶店

2011年1月30日日曜日

2011年1月31日~2月4日の日経平均予想


先週の株式市場は、週末にかけ再び売られるも、前半は押し目買いが入り、まずまず底堅い展開となった。週ベースでは85.82円の上昇。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。週末の米国株がエジプト情勢の緊迫化から大きく売られているので、東京市場も週明けは売り先行の始まりとなる。その際、週足の雲上限など直近下げ渋っている10,200円レベルを維持できるかがポイントとなる。東京市場は、四半期決算を手掛かりとした個別物色中心の流れが続くが、ここまでの個別決算を見ると概ね素直な反応になっている。ただ、市場コンセンサスに関係なく需給だけで振らされる銘柄もあり、決算をまたぐ持ち越しには注意を要する。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線10,401円、1月13日高値10,620円。下値サポートは、週足転換線10,269円、週足雲上限10,242円、週足雲下限9,960円など。

今週の予想レンジ:10,000円~10,450円

更新日 2011年1月30日 株・個人投資家の喫茶店

2011年1月23日日曜日

2011年1月24日~1月28日の日経平均予想


先週の株式市場は、中国の金融引き締めや米ナスダックの下落を受け反落となった。週ベースでは224.52円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開か。引き続き米企業決算が注目されるが、日本でも今週から四半期決算が始まり投資家の期待が高まる。ただ、ポジティブな決算は直近の株価上昇であらかた織り込まれているので、決算を手掛かりに一段と買い上がる流れは期待しづらく、米株の地合い次第では材料出尽くしの方を警戒。狙うとしたら過熱感の残る小型株より主力株の押し目買いか。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線10,401円、1月13日高値10,620円。下値サポートは、週足転換線10,262円、週足雲上限10,242円、週足雲下限9,960円など。

今週の予想レンジ:10,000円~10,500円

更新日 2011年1月23日 株・個人投資家の喫茶店

2011年1月16日日曜日

2011年1月17日~1月21日の日経平均予想


先週の株式市場は、為替の安定や海外株高を追い風に底堅い動きとなった。日経平均は週ベースでは42円安も、材料株や出遅れ銘柄への物色意欲は旺盛だった。

今週の株式市場は、高値警戒感のなか個別物色中心の流れが継続。現状11,000円を目指す上昇トレンドは不変だが、新高値銘柄の多さなどから相場全体の過熱感は更に高まっており、そろそろ注意が必要。今週は重要な経済指標の発表は少ないので、米企業決算に注目が集る。なかでも18日に発表されるアップルの決算がポイントとなろう。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,750円、11,000円。下値サポートは、1月のSQ値10,470円、12月から上値抵抗だった10,400円レベル、日足基準線の10,357円など。

今週の予想レンジ:10,300円~10,750円

更新日 2011年1月16日 株・個人投資家の喫茶店

2011年1月9日日曜日

2011年1月11日~1月14日の日経平均予想


先週の株式市場は、懸念されていた為替がADP雇用リポートをきっかけに円安に振れ、日経平均は約8ヵ月ぶりに10,500円台を回復した。週ベースでは312.12円高。

今週の株式市場は、上値の重い展開か。12月米雇用統計は、10万3000人増に留まり市場予想を下回った。ただ、株も為替も動きは限定的で、今週どう消化されて行くかと言ったところ。米株の上値が次第に重くなっているのは気掛かりだが、日経平均はチャート的には11,000円を目指す流れになっている。

日経平均の上値抵抗としては、オプションSQを意識した10,750円、11,000円。下値サポートは、先週まで上値抵抗だった10,400円、日足基準線の10,234円など。

今週の予想レンジ:10,250円~10,750円

更新日 2011年1月9日 株・個人投資家の喫茶店