2010年12月5日日曜日

2010年12月6日~12月10日の日経平均予想


先週の株式市場は、欧州財政不安などから日経平均が1万円を割り込む場面もあったが、米国の好調な年末商戦やマクロ指標の改善などから堅調推移となった。週ベースでは138.76円の上昇。

今週の株式市場は、イベントが少なく揉み合いが継続する展開か。週末の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数は3万9000人増と市場予想の13万人~15万人増に比べ大幅に下回る悪い内容となった。ただ、バーナンキが国債購入を更に拡大する発言をしたことから、株は小幅上昇に転じ、反面ドルは売られた。株式市場はちょっと理解に苦しむ上昇だが、騰がるときはこんなものだろう。ただドル/円が円高に振れたのは週明けの日経平均の上値を重くしそうである。欧州財政不安や中国の金融引き締めも懸念材料として残る。悪いものは見て見ぬふり相場がどこまで続くかと云ったところ。日本は週末にメジャーSQが控えている。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限10,229円、週足雲上限10,379円、心理的節目の10,500円。下値サポートラインとしては、心理的節目の10,000円、200日移動平均9,913円、日足基準線9,688円など。

今週の予想レンジ:9,900円~10,400円

更新日 2010年12月5日 株・個人投資家の喫茶店