2011年2月27日日曜日

2011年2月28日~3月4日の日経平均予想


先週の株式市場は、中東の地政学リスクの高まりから原油価格が急騰し、それが世界的なリスク回避の流れとなり、円高・株安が進行した。週ベースでは316円の下落。

今週の株式市場は、引き続き中東情勢と原油価格を睨みながら不安定な動きとなりそうだ。今週も基本的にはリスク回避モードだろうが、ただVIX指数(恐怖指数)などを見る限り、現状は19.2と、それほど極端なリスク回避モードに入っているわけでもない。
今後、一連の反政府運動がどのような拡散または終息を見せるかは、誰一人として予測不能であり、暫くマーケットも楽観と悲観の間で揺れ動くことになりそうだ。また米国で雇用統計が控えていることもあり、週末にかけては様子見ムードが強まりそう。

日経平均の上値抵抗としては、週足転換線10,537円、2月17日終値10,836円。下値サポートとしては、日足雲上限10,461円、75日移動平均10,311円、週足雲上限10,102円など。

今週の予想レンジ:10,250円~10,750円

更新日 2011年2月27日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月20日日曜日

2011年2月21日~2月25日の日経平均予想



先週の株式市場は、上値を追う米国株や為替相場の安定を受け、日経平均も5日続伸となった。

今週の株式市場は、11,000円を前に揉み合いか。中東諸国の反政府デモの拡大や中国への飛び火懸念など、不安材料は燻るものの、新興国から先進国、債券から株への大きなマネーの流れは続くと思われる。ただ、さすがにリスク不感症気味になっている面は否めず、何かの材料をきっかけに、いつ巻き戻しが起きても不思議ではない。日経平均は11,000円をつければ目標達成感も出やすいが、出遅れセクターや銘柄への物色意欲は強いので、材料株での局地戦が中心となろう。

日経平均の上値抵抗としては、昨年ゴールデンウィーク明けに急落した11,000円の窓埋めレベル。下値サポートとしては、日足転換線10,731円、日足基準線10,537円、週足雲上限10,386円など。

今週の予想レンジ:10,500円~11,000円

更新日 2011年2月20日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月13日日曜日

2011年2月14日~2月18日の日経平均予想


先週の株式市場は、上昇を続ける米国株や好調な国内企業決算を受け上値を試す展開となった。週ベースでは62.13円の上昇。

今週の株式市場は、引き続き上値を試す展開か。混乱のエジプト情勢は、ムバラク大統領の辞任で一区切りついたが、もともとこの材料で株価が下がっていたわけではないので、好材料と受け止められても、影響は一時的なものだろう。国内はGDP速報や日銀金融政策決定会合と云ったイベントがあるが、あまり材料視はされないだろう。チャート的には、明らかに上への抵抗の方が少ない状態であり、 予想をすれば上と言わざるを得ない。しかし、日本株の上昇を支えてきた米国株には、かなりの過熱感がみられ、いつ調整に入ってもおかしくない。海外株高を受けた日本株への相対的な買いだけでは、割安感もなくなってきただけに、今後の国内の政治リスクを考えると慎重さも求められるところ。

日経平均の上値抵抗としては、昨年ゴールデンウィーク明けに急落した11,000円の窓埋めレベル。下値サポートとしては、まずは先週のSQ値10,561円、日足基準線10,442円、週足雲上限10,237円など。

今週の予想レンジ:10,300円~10,900円

更新日 2011年2月13日 株・個人投資家の喫茶店

2011年2月6日日曜日

2011年2月7日~2月11日の日経平均予想


先週の株式市場は、エジプト情勢の混乱を背景に売り先行の始まりも、周辺諸国への飛び火もなく、次第に落ち着きを取り戻した。週末にかけては、米国株式市場の高値追いや、新日鉄と住金の経営統合
など日本独自の好材料が相場を後押しした。

今週の株式市場は、上値を試す展開か。週末の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比3万6000人増と市場コンセンサスを大きく下回ったが、売り材料にはならず。週明けの東京市場は、CMEの清算値10,630円の鞘寄せしての始まりとなる。その後、米国株に高値波乱がなければ、週末のオプションSQを意識した10,750円の攻防に移ろう。リスク要因としては、いまだ流動的なエジプト情勢と円高。

日経平均の上値抵抗としては、1月13日高値10,620円、オプションSQを意識した10,750円。下値サポートは、日足基準線10,401円、週足雲上限10,237円。

今週の予想レンジ:10,250円~10,800円

更新日 2011年2月6日 株・個人投資家の喫茶店