2012年8月26日日曜日

2012年8月27日~8月31日の日経平均予想

日経平均株価 2012年8月24日
先週の株式市場は、米国株が高値警戒感から調整に入り、またFOMC議事録で追加金融緩和期待が高まったことで、直近の円安基調が反転し、株式市場の重しとなった。日経平均は週ベースで91.74円の下落。

今週の株式市場は、9,000円を中心に揉み合う展開か。現在、東証一部の売買代金が8日連続の1兆円割れになる一方で、NT倍率は12年ぶりの高水準になっている。この日経平均とTOPIXの歪みが示すように、現在のマーケットは限られた参加者の先物プレーが中心になっている。突飛な動きをしたかと思えば、その後は全く動かなくなるなどやりずらい。一言でいえば市場に厚みがないと言うことであり、個人投資家を育てて来なかった国のマーケットとはこんなものなんだろう。

国内は日中・日韓問題など、気分が悪いニュースが多いが、相場に直接影響する材料はなく、今週もギリシャ支援の動向や米国の追加金融緩和などのニュースに為替が反応し、CTAによる先物売買が相場を支配する流れが強まろう。週末にはバーナンキ議長のジャクソンホールでの講演が予定されているので、徐々に様子見ムードが広がると思われる。目先のレジスタンスは週足基準線の9,247円、サポートは200日移動平均線の8,970円。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足基準線9,247円、週足雲上限9,399円など。下値サポートとしては、週足雲下限9,054円、心理的節目の9,000円、200日移動平均線8,970円、、日足基準線8,755円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.69倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.47%

今週の予想レンジ:8,800円~9,300円

更新日 2012年8月26日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月19日日曜日

2012年8月20日~8月24日の日経平均予想

日経平均株価 2012年8月17日

先週の株式市場は、堅調な米国の経済指標や円安進行を受け、2週連続の大幅上昇となった。日経平均は週ベースで271.06円の上昇。

今週の株式市場は、戻りを試す展開か。日経平均は7月4日の戻り高値9,136円を上回ったことで、6月4日と7月25日でのダブルボトムを形成した。フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙、市場予想を大幅に下回る米雇用統計で、5月7日に開けた大きな窓(週足基準線レベル)がレジスタンスとして意識されるが、ここを超えてくるようだと一段高が期待できる。

リスク要因と言うわけではないが、VIX指数が13.45まで低下しているのが気になるところ。過去5年間で見ても最低水準になっており、ちょっと米国は楽観が行き過ぎているように思える。
VIX指数 2012年8月17日
今週の日経平均の上値抵抗としては、週足基準線9,247円、週足雲上限9,452円など。下値サポートとしては、心理的節目の9,000円、200日移動平均線8,963円、日足転換線8,947円、日足基準線8,755円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.82倍 PBR0.94倍 予想配当利回り2.44%

今週の予想レンジ:8,900円~9,400円

更新日 2012年8月19日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月12日日曜日

2012年8月13日~8月17日の日経平均予想

日経平均株価 2012年8月10日
先週の株式市場は、米雇用統計が上振れたことで買い先行の始まりとなった。その後も欧米市場が政策対応や追加金融緩和期待から底堅い推移を続け、為替も安定していたことで、日本市場も売られ過ぎた銘柄への買い戻しが優勢となった。日経平均はオプションSQに絡む先物への買いが相場を引き上げたこともあり、一時9,000円台を回復した。日経平均は週ベースで336.33円の上昇。

今週の株式市場は、欧米市場を睨みながら指数は狭いレンジでの取引が継続か。先週末、9,000円にタッチしたことで達成感も漂うが、欧米株式市場に比べた出遅れ感が相場を下支えする構図。今週は国内がお盆休みに入ることで、閑散相場が予想され、材料の出た個別株中心の動きとなろう。下は日足基準線8,729円がサポートとなり、上は大きく窓をあけている週足基準線9,200円レベルが目標となる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、オプションSQ値の8,914円、200日移動平均線8,957円、心理的節目の9,000円、週足基準線9,247円など。下値サポートとしては、日足雲下限8,783円、日足基準線の8,729円。心理的節目8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.53倍 PBR0.92倍 予想配当利回り2.50%

今週の予想レンジ:8,600円~9,200円

更新日 2012年8月12日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月5日日曜日

2012年8月6日~8月10日の日経平均予想

日経平均チャート 2012年8月3日
先週の株式市場は、週前半は戻りを試したが、その後はFOMCとECB理事会を前に膠着感を強めた。週末にはドラギ・ショックとシャープ・ショックが重なり、前半の上げ幅を吐き出した。日経平均は週ベースで-11.53円の下落。

今週の株式市場は、上も下も限定的ボックス相場が継続か。ECB理事会は失望に終わったが、新たな政策対応期待から週末の欧州市場は持ち直す。また、米雇用統計が市場予想を上回り、米国株が大幅高となったことで、週明けの東京市場はCMEの円建て清算値8,680円にサヤ寄せしての始まりとなろう。ただ、欧州債務危機は本質的には何も変わらず、期待感だけで相場が動いている状況なので、過度な期待は禁物。当面、期待と失望を繰り返しながらと言ったところか。東京市場は、参加者も少なく薄商いが続いている。その為、指数の値幅は限定的だが、決算を受けた個別株は過剰(異常)ともいえるほど上下に値幅が大きくなっている。ただ、先週で問題の主力ハイテク株の決算が一段落したので、次第に落ち着いてくると思われる。まずは先週頭を押さえられた日足基準線8,732円を超えられるかがポイントとなる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限8,645円、日足雲下限8,655円、日足基準線8,732円、75日移動平均線8,838円、200日移動平均線8,955円など。下値サポートとしては、心理的節目8,500円、6月4日安値8,238円など。予想レンジは3週連続の据え置きとする。

東証1部全銘柄 予想PER12.06倍 PBR0.89倍 予想配当利回り2.36%

今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2012年8月5日 株・個人投資家の喫茶店