先週の日経平均は反落。米国株は連日で史上最高値を更新するなど好調な推移を続けたが、ムニューシン米財務長官が訪問先のダボスで「貿易に関して、弱いドルは良いことだ」と記者団に語ったことで、ドル安・円高が進行し、冴えない展開となった。日経平均は週ベースで176.18円の下落。
今週の株式市場は上値の重い展開か。米国株が好調な推移を続けており、下値不安は乏しいが、引き続き円高が重しとなりそうだ。日足基準線が目先のサポートだが、そこを下抜けても昨年の保ち合い上限の23,000円が強いサポートとなろう。円高一服となれば、再び24,000円を伺う展開が予想されるが、トランプ大統領が一般教書演説で貿易赤字に対する懸念を強調したり、保護主義的内容となれば更に円高が進行する恐れがあり注意を要する。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目24,000円、年初来高値24,129円。下値サポートとしては、日足基準線23,428円、心理的節目23,000円、日足雲上限22,520円など。
東証1部全銘柄 予想PER17.45倍 予想PBR1.46倍 予想配当利回り1.44%
今週の予想レンジ:23,000円~24,000円
更新日 2018年1月28日 株・個人投資家の喫茶店