先週の日経平均は反発。週明けは日銀が今月の決定会合で金融政策の現状維持を決めると報じられたことで円安が進行し大幅上昇での始まりとなった。日銀決定会合では、イールドカーブ・コントロール(YCC)の運用を柔軟化することが決まったが、週末はこの中途半端な修正にマーケットは上に行ったり、下に行ったり方向感の定まらない展開となった。日経平均は週ベースで454.98円の上昇。
今週の株式市場は不安定な展開か。日銀は28日の金融政策決定会合で、YCCの長期金利の許容変動幅を上下0.5%程度に維持した上で、国債を買い入れる指し値オペの水準を従来の0.5%から1%に引き上げた。この決定をマーケットはまだ完全に消化していないことで不安定な展開が続きそう。決算発表に関しては先取りして上昇してきたぶんハードルはやや高めか。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線32777円、心理的節目33000円、心理的節目33500円、6月19日高値33772円。下値サポートは、日足雲上限32552円、50日移動平均線32400円、心理的節目32000円、心理的節目31500円など。
プライム全銘柄 予想PER15.58倍 予想PBR1.33倍 予想配当利回り2.23%
今週の予想レンジ:32,250円~33,500円
更新日 2023年7月30日 株・個人投資家の喫茶店