2010年5月30日日曜日

2010年5月31日~6月4日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州問題に朝鮮半島の地政学リスクも加わったことで心理的節目の9,500円を割り込み年初来安値を更新した。日経平均は週末にかけ戻したものの上値は重く、週ベースでは21円の続落となった。

今週の株式市場は、引き続き欧州問題が気がかりで不安定な動きは残るだろう。週末の米国株はスペインの格下げなどで下げたが、前日の上昇を全て吐き出したわけではないので、悪材料に対する耐性も徐々につきはじめていると思われる。ただ、日本株に関しては為替次第ということもあり、昨年11月27日の安値9,076円への意識が完全に消えたわけではない。目先のレジスタンスは均衡表・週足雲上限9,822円、心理的節目の10,000円、200日移動平均の10,349円など。下値の目処は心理的節目の9,500円、年初来安値の9,395円。オシレーター系指標は、RSI(14)が29.15%、移動平均乖離率(25)が-6.24%。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:9,500円~10,000円

今週の相場格言

更新日 2010年5月30日 株・個人投資家の喫茶店

2010年5月23日日曜日

2010年5月24日~5月28日の日経平均予想



先週の株式市場は、燻り続ける欧州の財政不安にドイツの空売り規制が市場に混乱を招き入れ大幅続落となった。週ベースので下落幅は677円に達した。

今週の株式市場は、引き続き欧米の金融市場を睨みながらボラタイルな展開が続きそうだ。週末の米国株は反発したものの戻りは弱い。日本市場は為替の影響が大きいので、ユーロの動向を中心に今週も外部環境から目が離せない。現状の9,800円レベルは週足の雲上限とほぼ一致し価格帯出来高も多い所なので、まずはここで止まることが出来るかが注目される。目先のレジスタンスは均衡表・週足雲上限9,822円、心理的節目の10,000円、200日移動平均の10,361円など。下値の目処は昨年10月6日の9,628円、心理的節目の9,500円。オシレーター系指標は、RSI(14)が21.35%、移動平均乖離率(25)が-8.67%と短期売られ過ぎを示唆している。

今週の予想レンジ: 9,500円~10,000円

更新日 2010年5月23日 株・個人投資家の喫茶店

2010年5月16日日曜日

2010年5月17日~5月21日の日経平均予想



先週の株式市場は、ソブリン・リスクに揺れる海外市場の不安定な動きに同調し、予想通りボラの大きい展開となった。日経平均は週ベースで97円の上昇。

今週の株式市場も、引き続き欧米の金融市場を睨みながらボラタイルな展開が続きそうだ。週末の米国株が大きく下落したことで、週明けは売り先行の始まりが予想される。CMEの清算値から、SQ値の10,435円は飛び越えてしまうので、まずはSQ値が最初のレジスタンスとなる。次は心理的節目の10,500円、均衡表・日足雲下限と5月11日の窓埋めレベルが重なる10,650円。下値サポートとしては心理的節目の10,000円、均衡表・週足雲上限の9,951円。

国内に目を向けると、既に終わった期の決算は悪くはないが、今期の予想がコンサバティブなものが多く、暫くは下方にバイアスがかかり易くなる。また一部主力株に信用買残の積み上がりが見られ、戻り売り圧力は高まっている。物色は個別で好業績を出した銘柄や、売られ過ぎた銘柄の短期リバウンドなど、森より木をみることで対処。

今週の予想レンジ: 9,900円~10,600円

更新日 2010年5月16日 株・個人投資家の喫茶店

2010年5月9日日曜日

2010年5月10日~5月14日の日経平均予想



先週の株式市場は、2営業日しかなかったが欧州の財政不安を背景に、リスク回避姿勢が鮮明となり大波乱となった。2日間での下落幅はリーマン・ショック以来となる692円に達した。

今週の株式市場は、引き続き欧米の金融市場を睨みながらボラタイルな展開が継続。戻りの目処は心理的節目の10,500円、均衡表・日足雲上限10,701円。サポートは心理的節目の10,000円、均衡表・週足雲上限9,990円。今週もまだ下値を探る動きは続くだろうが、テクニカル的には突っ込み警戒感も出ており、また足元の企業業績は悪くない。欧米市場が落ち着けば一気に買戻が入る余地がある。

ソブリン問題での欧州連合の対応は後手にまわった感は否めない。このような問題でいったん後手にまわると、回復には多大な時間とコストが必要になるのは、日本の不良債権処理の時と同じである。被害が拡大しないうちに、市場に向け説得力のある強いメッセージを発信することができるのか、各国の危機に対応する協調姿勢が試される。

今週の予想レンジ: 10,000円~10,500円

更新日 2010年5月9日 株・個人投資家の喫茶店

2010年5月2日日曜日

2010年5月6日~5月7日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州のソブリン・リスクを日替わりで材料にして上げ下げを繰り返した。それでも週ベースでは142円と4週間ぶりの上昇となった。

今週はわずか2営業日しかなく、6日に海外市場の動きを纏めて受けることになる。従って連休明けにどの程度ギャップが空くかは予測不能である。とりあえず上値の目処は4月27日の高値11,213円。下値は4月の下値サポートラインである10,860円レベルとする。

ソブリン問題に関しては、スペインなど経済規模の大きい国へに飛び火し、本格的にこれが悪材料視される状況になれば、リーマン・ショックを上回る市場破壊力を秘めていることは間違いない。いまはまだ小幅な動きで遊んでいると云ったところ。これを誤魔化しきれるかが世界経済の課題と言える。

国内も企業決算や政局の混乱など5月は材料には事欠かない月となる。

今週の予想レンジ: 10,800円~11,200円

更新日 2010年5月2日 株・個人投資家の喫茶店