2010年7月25日日曜日

2010年7月26日~7月30日の日経平均予想


先週の株式市場は、米国のマクロ指標の悪化などから円高が進行し下値模索となった。ただ、米国株の反発とストレステストを前にした買い戻しなどから、週末に日経平均は急反発となり、週ベースでは22円の上昇となった。

注目の欧州銀行のストレステストは、事前に楽観的なコメントが流れていた通り、かなり甘い査定だったと言える。市場は4月以降最低ギリシャのデフォルトは織り込む形で動いていたので、マーケットとの認識の乖離は大きく、米国の時と同様、市場は暫く方向感をなくしそうだ。しかし、イベントの通過で市場の眼は欧州から米国へと次第に移っていくことになろう。国内でも4-6の決算がピークを向かえるが、為替がかなり円高水準で動いているので、仮にいい決算が出たとしても、先行き不安で相殺されることも考えられる。ただ、日本株も今後の景気悪化を織り込む形で下げているのも事実である。

日経平均の上値抵抗としては、25日移動平均9,567円、日足基準線9,671円、週足雲上限9,876円など。下値サポートは7月22日安値9,176円、週足雲下限9,001円。米S&P500、英FT100は再び200日移動平均線の攻防。独DAXは200日線が依然として下値サポート。日経平均の200日線は10,203円と遥か雲の上で格差は広がっている。

今週の予想レンジ:9,200円~9,800円

更新日 2010年7月25日 株・個人投資家の喫茶店