2010年8月1日日曜日

2010年8月2日~8月6日の日経平均予想


先週の株式市場は、欧州銀行のストレステストを通過したことで週前半は堅調に推移した。しかし、米国のマクロ指標の悪化などから円高が進行し、週後半はジリ貧となった。ただ、国内企業決算は概ね好調なこともあり、節目の9,500円台は何とかキープした。週ベースでは106円高。

先週書いたとおり、国内の4-6の決算は順調である。しかし、足元の円高基調や米国のマクロ指標の悪化など、市場参加者の視点が先行き不安に向いており、好決算も買い戻し程度の材料にしかなっていない。

今週の株式市場は、マクロ不調、ミクロ好調のなか、米国株や為替市場を睨みながら先週同様に方向感のない展開が予想される。市場の懸念材料は円高だが、主力企業は予想為替レートを円高に修正し、通期予想は据え置く実質上方修正を出してる所も多く、円高が過度に懸念され過ぎているとも言える。ただ、ここからドル/円が更に円高に進むようだとそれは厳しいものがある。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,550円、7/14の戻り高値9,807円、日足雲下限9,925円など。下値サポートは、まずは心理的節目の9,500円、25日移動平均9,479円、7月22日安値9,176円、週足雲下限9,001円など。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:9,200円~9,800円

更新日 2010年8月1日 株・個人投資家の喫茶店