2010年8月29日日曜日

2010年8月30日~9月3日の日経平均予想


先週の株式市場は、円高、米国株安、無為無策の政府対応などから、節目の9,000円を割れ年初来安値を更新。週末は円高対策期待から、先物に買い戻しが入ったものの、週ベースでは-188円と3週連続の下落となった。

今週の株式市場は、引き続き弱基調が継続。週末の米国株が大幅反発しているので週明けは買い先行の始まりとなるだろう。ただ、日銀の金融緩和や政府の追加経済対策は、既に相場には織り込まれているので、為替市場への介入や日銀の長期国債の買い切り増額など、市場が想定していないサプライズが出せるかが焦点となる。小沢氏出馬による政局不安の台頭、週末には米雇用統計の発表も控えていることから、戻りは限定的で次第に膠着感が強まる展開となろう。

レジスタンスは、心理的節目の9,000円、日足基準線9,283円、週足転換線9,307円など。サポートは27日安値8,807円。

今週の予想レンジ:8,800円~9,300円

更新日 2010年8月29日 株・個人投資家の喫茶店

2010年8月22日日曜日

2010年8月23日~8月27日の日経平均予想


先週の株式市場は、為替相場に一喜一憂する不安定な展開が続き、約1ヵ月半ぶりに年初来安値を更新した。週ベースでは74円の下落。

今週の株式市場は、引き続き弱基調が継続。政府・日銀への期待感から下値は支えられているものの、どちらも時期を逸した感は否めない。このまま市場に催促され、サプライズの無い形で発表されても、材料出尽くしになる可能性の方が高くなってしまった。日経平均のテクニカルポイントは先週と同じで、目先のレジスタンスは、日足基準線9,413円、心理的節目の9,500円、週足転換線9,658円。下値サポートは、心理的節目の9,000円と週足雲下限9,001円。信用の買い残高は依然高水準で、どこかで荷物を下ろさないと上は重そうである。

今週の予想レンジ:8,800円~9,500円


更新日 2010年8月22日 株・個人投資家の喫茶店

2010年8月15日日曜日

2010年8月16日~8月20日の日経平均予想



先週の株式市場は、米株の下落や15年ぶりの水準にまで進んだ円高を嫌気し大幅に反落。TOPIX・日経平均とも年初来安値を更新した。割安な銘柄も増えてきたが、先行き不安に目が行ってしまっているので、足元の業績がいくら良くても殆ど評価されない状況になっている。

今週の株式市場は、政府・日銀の円高に対する対応が市場の一番の関心事となっており、引き続き為替次第の展開が継続する。具体策が出れば大きくリバウンドする可能性もあるが、何もなければ9,000円台を維持することは難しくなる。

日経平均は、5月から週足転換線9,658円で頭を押さえられ、週足雲下限9,001円が現在下値サポートとなっている。目先のレジスタンスは、日足基準線9,436円、心理的節目の9,500円、週足転換線9,658円、7/14の戻り高値9,807円など。下値サポートは、SQ値の9,188円、8/12安値9,065円、週足雲下限9,001円。この下になると8,500円、8,000円と云った心理的節目はあるものの、テクニカル的には7,000円台まで節らしい節はない状態となる。従って9,000円が維持できないと、株価的には既に2番底を織り込む水準になっていても一気に投げが加速することも考えられる。非常に重要な局面に差し掛かっている。

今週の予想レンジ:8,800円~9,600円

更新日 2010年8月15日 株・個人投資家の喫茶店

2010年8月8日日曜日

2010年8月9日~8月13日の日経平均予想


先週の株式市場は、円高進行が好決算を相殺する形で方向感のない展開となった。日経平均は週ベースでは104円の上昇。商いは相変わらず薄かったが、今となってはこれが普通の状態。従ってCTAなどの先物売買でファンダメンタルズと乖離して意味不明に振らされるケースが目立ってきている。

今週の株式市場は、商いは更に細り上値の重い展開が継続しそうだ。週末の米国株は、雇用統計後の下げ渋りでFOMCでの追加金融緩和を既に織り込んでしまったと思われる。今週のFOMCで何もなければ米株は急落、金融緩和をやれば円高が加速する懸念があり、どちらに転んでも日本株にとっては良い話とはならない。日本は政府と日銀が経済政策に関してまったくの無策。仮に日銀が後追いのトゥーリトル・トゥーレイトで動いても、この円高トレンドを変えるのは当面難しいと思われる。流れを変えるためには、為替介入と合わせ、国債や株を買い取る量的緩和の実施が必要。

日経平均の上値抵抗としては、7/14の戻り高値9,807円、75日移動平均9,905円など。下値サポートは、心理的節目と同時に各種テクニカル指標が交差する9,500円、7月22日安値9,176円。予想レンジは3週連続の据え置きとするが、下ブレに対する警戒が必要。

今週の予想レンジ:9,200円~9,800円

相場格言

更新日 2010年8月8日 株・個人投資家の喫茶店

2010年8月1日日曜日

2010年8月2日~8月6日の日経平均予想


先週の株式市場は、欧州銀行のストレステストを通過したことで週前半は堅調に推移した。しかし、米国のマクロ指標の悪化などから円高が進行し、週後半はジリ貧となった。ただ、国内企業決算は概ね好調なこともあり、節目の9,500円台は何とかキープした。週ベースでは106円高。

先週書いたとおり、国内の4-6の決算は順調である。しかし、足元の円高基調や米国のマクロ指標の悪化など、市場参加者の視点が先行き不安に向いており、好決算も買い戻し程度の材料にしかなっていない。

今週の株式市場は、マクロ不調、ミクロ好調のなか、米国株や為替市場を睨みながら先週同様に方向感のない展開が予想される。市場の懸念材料は円高だが、主力企業は予想為替レートを円高に修正し、通期予想は据え置く実質上方修正を出してる所も多く、円高が過度に懸念され過ぎているとも言える。ただ、ここからドル/円が更に円高に進むようだとそれは厳しいものがある。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,550円、7/14の戻り高値9,807円、日足雲下限9,925円など。下値サポートは、まずは心理的節目の9,500円、25日移動平均9,479円、7月22日安値9,176円、週足雲下限9,001円など。予想レンジは先週と同じとする。

今週の予想レンジ:9,200円~9,800円

更新日 2010年8月1日 株・個人投資家の喫茶店