先週の株式市場は、円高、米国株安、無為無策の政府対応などから、節目の9,000円を割れ年初来安値を更新。週末は円高対策期待から、先物に買い戻しが入ったものの、週ベースでは-188円と3週連続の下落となった。
今週の株式市場は、引き続き弱基調が継続。週末の米国株が大幅反発しているので週明けは買い先行の始まりとなるだろう。ただ、日銀の金融緩和や政府の追加経済対策は、既に相場には織り込まれているので、為替市場への介入や日銀の長期国債の買い切り増額など、市場が想定していないサプライズが出せるかが焦点となる。小沢氏出馬による政局不安の台頭、週末には米雇用統計の発表も控えていることから、戻りは限定的で次第に膠着感が強まる展開となろう。
レジスタンスは、心理的節目の9,000円、日足基準線9,283円、週足転換線9,307円など。サポートは27日安値8,807円。
今週の予想レンジ:8,800円~9,300円
更新日 2010年8月29日 株・個人投資家の喫茶店