先週の株式市場は、市場予想を上回る米雇用統計を受け買い先行の始まりも、ドル/円が83円台に入るなど円高基調が継続し上値は限定的だった。週ベースでは125円高。
今週の株式市場は、まず民主党の代表選の結果が注目されるが、これによって相場が大きく変動することはないだろう。どちらが勝っても将来に禍根を残すことになるので、関心が徐々に政界再編に移って行くだろう。市場の一番の関心事は円相場の動きであり、今週も米国株の動きと合わせ神経質な展開が予想される。米国は小売売上高、鉱工業生産、消費者物価指数など重要指標の発表が相次ぐ。
日経平均のレジスタンスは、週足転換線9,301円、8月19日高値9,362円、日足雲下限9,533円。サポートは、SQ値の9,150円、心理的節目の9,000円。
今週の予想レンジ:9,000円~9,500円
今週の相場格言:文殊でも備えのたたぬ商いは、高下の変が出れば破るる
更新日 2010年9月12日 株・個人投資家の喫茶店