先週の株式市場は、為替介入効果による買い戻しが一巡し、軟調に推移した。週ベースでは154.42円の下落。
今週の株式市場は、引き続き為替相場を睨みながらの展開か。週末の米国株が大幅反発したので、週明けは買い先行の始まりとなるが、為替が介入後ジリジリと円高基調に戻っているので、介入のタイミングが株式市場を大きく左右するとになる。国内指標では29日の短観、30日の鉱工業生産指数が注目される。また尖閣問題については、不本意ながら中国人船長の釈放で一段落ついたが、中国側は依然として強行姿勢を崩しておらず、日本の弱腰外交を見て更に要求がエスカレートしてきている。こちらもマーケットのリスク要因として意識されよう。
日経平均のレジスタンスは、日足雲の上限9,658円、7月14日高値9,807円、週足雲の下限9,903円。サポートは、日足雲の下限9,401円、週足転換線9,278円、日足基準線9,250円など。予想レンジは先週と同じとする。
今週の予想レンジ:9,400円~9,800円
更新日 2010年9月26日 株・個人投資家の喫茶店