2011年6月19日日曜日

2011年6月20日~6月24日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの債務不安や世界景気の減速懸念を受け弱含んだ。週ベースでは163円のマイナス。

今週の株式市場は、引き続き弱含んだ地合いを引きずりそう。ギリシャの債務問題、アメリカの景気減速懸念、新興国の金融引き締めなど、ネガティブな材料が多い。日経平均のチャートもサポートを割り込み始めており、震災以降は狭いボックス相場で急落がなかったぶん、戻りも鈍そうだ。ポジティブな材料としては。サプライチェーンの回復が当初の予想よりかなり早いペースで進んでいることと、先週末の東証1部のPBRが1.0倍(日経平均は1.04倍)まで下がっていること。逆にこの2点以外は買う材料は何もないのだが、国内は今後の復興需要を考えれば割安な水準に来ていると言える。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限の9,498円、日足基準線9,535円、SQ値9,553円、週足雲下限9,677円など。下値サポートは、3月29日安値9,317円、心理的節目の9,000円など。

6月17日の東証一部:株価収益率(PER)14,48倍、 株価純資産倍率(PBR)1.00倍

今週の予想レンジ:9,100円~9,600円

更新日 2011年6月19日 株・個人投資家の喫茶店