先週の株式市場は、バーナンキ講演を前にアンワインドが出て個別には荒い動きとなる銘柄も
あったが、全体的には方向感のない展開となった。日経平均は週ベースで78.54円の上昇となった。
今週の株式市場は、上値の重い展開か。注目のバーナンキ講演は、QE3への言及はなく失望に終わる。ただ、巧妙だったのは次回のFOMCの開催期間を延長したことで、これにより市場が勝手にQE3への期待をつなぎ、株価は持ち直した。今週は米国でISM製造業や雇用統計といった重要指標が目白押しで、発表前に東京市場は様子見ムードが強まりそう。基本的に欧米市場の動きを受けギャップを空けての始まりが多くなり、ザラ場は動かない相場が今週も継続しそうである。
国内は民主党の代表選があるが、マーケットは相手にしていない感じである。
日経平均の上値抵抗としては、日足転換線8,885円、心理的節目の9,000円、日足基準線9,384円など。下値サポートとしは、3月15日終値8,605円・ザラ場安値8,227円など。
8月26日の東証一部:株価収益率(PER)13.54倍、 株価純資産倍率(PBR)0.94倍
今週の予想レンジ:8,400円~9,100円
更新日 2011年8月28日 株・個人投資家の喫茶店