2012年2月26日日曜日

2012年2月27日~3月2日の日経平均予想


先週の株式市場は続伸。ギリシャ向け第二次金融支援の合意は織り込み済みで材料視されなかったが、材料出尽くしとなることもなく、海外市場は高値圏で堅調推移を続けた。東京市場は、ドル円が80円台入るなど円安が追い風となり、株式市場に調整を許さない状況になっている。日経平均は週ベースで263.21円の上昇。

今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。相場の過熱感は言うまでもないが、このまま円安トレンドが定着してくるかが最大の焦点となっている。今週は欧州中央銀行(ECB)による3年物資金供給オペが実施される。ユーロ圏の銀行は、前回とほぼ同額を借り理れる予定で大きな波乱はないと思われる。このオペに関しては、順調に行っても既に織り込み済みで、総需要が4000億ユーロを下回った場合はネガティブ要因となる。


日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,750円と10,000円。下値サポートとしては、週足雲上限9,559円、週足雲下限9,429円、日足転換線9,310円、日足基準線9,186円など。


今週の予想レンジ:9,350円~9,850円


更新日 2012年2月26日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月19日日曜日

2012年2月20日~2月24日の日経平均予想

先週の株式市場は大幅な続伸となった。好調な経済指標が続く米国の株高も支援材料だが、14日に日銀がサプライズとも言える追加緩和に踏み切ったことで円安が進行し、日本株には更なる追い風となった。建玉の多かったオプションの9,250円、9,500円のコール売りが踏み上げられる形で、先物へのヘッジ買いが裁定買いを誘い、週後半に上げ幅を拡大した。日経平均は週ベースで437円の上昇。

今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。20日に開催されるユーロ圏定例財務相会合でギリシャに対する追加支援策が決定する予定だが、これは既に織り込み済みなので、決まったとしても材料視されることはないだろう。さすがに過熱感は強くなっているが、ポジションの巻戻しが続き為替が80円台に乗せてくるようだと、一気に9,500円を抜けてくる可能性も否定出来ない。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,487円、心理的節目9,500円、週足雲上限9,559円。下値サポートとしては、日足転換線9,161円、200日移動平均線9,046円、日足基準線8,893円など。

今週の予想レンジ:9,100円~9,700円

更新日 2012年2月19日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月12日日曜日

2012年2月13日~2月17日の日経平均予想

先週の株式市場は底堅い推移となった。米国は良好な経済指標から、NYダウとナスダックが高値を更新、欧州財政問題も小康状態となっていることから、世界的にリスク資産への巻戻しが続いた。日経平均は約3ヵ月半ぶりに9,000円台を回復した。日経平均は週ベースで115.24円の上昇。

今週の株式市場は、スピード調整から9,000円を挟み、やや弱含みの展開か。国内企業決算はピークを越え、市場の関心は再び紆余曲折しているギリシャ問題や米国の経済指標に移ることになろう。外国人は6週連続で日本株の買い越しを続けているが、買い越し幅は徐々に縮小傾向にある。ショート・カバーによる買い戻しが一巡した後、更に日本株を買い進めるかと言えば、平均PERでの割安感が消滅しているので、PBRだけの割安感と言うことになり、インパクトが弱い。外国人に相対的な日本株の出遅れを感じさせるには、更なる円安が必要。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、SQ値の9,011円、200日移動平均線9,057円、10月31日ザラ場高値9,152円など。下値サポートとしては、日足基準線8,683円、日足雲上限8,644円、心理的節目の8,500円など。

今週の予想レンジ:8,650円~9,150円

更新日 2012年2月12日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月5日日曜日

2012年2月6日~2月10日の日経平均予想

先週の株式市場は、決算プレーが中心で指数は膠着状態となった。各種オシレーターに過熱感が出ていることから、利益確定売りが出ているが、欧米市場が堅調なこともあり、全般的には底堅い動きとなっている。日経平均は週ベースで9.29円の下落。

今週の株式市場は、底堅い展開か。週末の米国株は雇用統計の改善を受け上昇し、ドル円も若干円安方向に振れた。週明けの日本市場は、これを好感し買い先行の始まりとなろう。
大幅下方修正を出した外需ハイテク系銘柄の底入れを確認出来れば、9,000円をトライする環境が整う。小康状態になっている欧州債務問題は、ギリシャの債務減免交渉の行方やポルトガルの国債利回りの上昇などに注意が必要。国内は引き続き決算発表が材料となり、個別はボラの高い状態が継続しそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,073円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,621円、日足雲下限8,419円など。

今週の予想レンジ:8,600円~9,100円

更新日 2012年2月5日 株・個人投資家の喫茶店