先週の株式市場は、決算プレーが中心で指数は膠着状態となった。各種オシレーターに過熱感が出ていることから、利益確定売りが出ているが、欧米市場が堅調なこともあり、全般的には底堅い動きとなっている。日経平均は週ベースで9.29円の下落。
今週の株式市場は、底堅い展開か。週末の米国株は雇用統計の改善を受け上昇し、ドル円も若干円安方向に振れた。週明けの日本市場は、これを好感し買い先行の始まりとなろう。
大幅下方修正を出した外需ハイテク系銘柄の底入れを確認出来れば、9,000円をトライする環境が整う。小康状態になっている欧州債務問題は、ギリシャの債務減免交渉の行方やポルトガルの国債利回りの上昇などに注意が必要。国内は引き続き決算発表が材料となり、個別はボラの高い状態が継続しそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,073円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,621円、日足雲下限8,419円など。
今週の予想レンジ:8,600円~9,100円
更新日 2012年2月5日 株・個人投資家の喫茶店