先週の株式市場は反落。日経平均は週初に終値ベースでの震災後の戻り高値を更新した。しかし、その後は中国や欧州のPMIの低下を受け、世界景気の減速懸念が再び台頭し調整局面となった。日経平均は週ベースで118.36円の下落。
今週の株式市場は、スピード調整が継続も底堅い展開か。今週は権利落ちもあり、9,800円程度までの下げは、健全な調整といえる。ただ、多くの人がそう考え、積極的な押し目買いに入り、それがしこる形になれば需給が悪化し本格調整になる。今の相場は、ONとOFFしかない相場。買いそびれる人は逃げ遅れるのも常なので、無理をする必要はない。ただ、個人的には大きく崩れるような展開はまだ先だと思われる。28日の日経平均配当権利落ち分は、だいたい80円程度が予想され、これを直ぐに埋められるか否かが、強弱を計る上で注目される。
日経平均の上値抵抗としては、日足転換線10,030円、2011年7月8日ザラ場高値10,207円。下値サポートとしては、心理的節目の10,000円、25日移動平均線9,791円、日足基準線9,693円など。
今週の予想レンジ:9,750円~10,250円
更新日 2012年3月25日 株・個人投資家の喫茶店