先週の株式市場は反落。参院選は予想通り自公が圧勝したが、既に織り込み済みであったことから反応は限定的だった。それでも週半ばまでは堅調な展開を続けていたが、キヤノンのネガティブ決算や週末に円高が進行したこともあり、日経平均は週ベースで83.66円の反落。下落は6週間ぶり。
今週の株式市場は、決算発表を睨みながら不安定な動きが継続か。今週は本格化する日本企業の4-6月期決算発表が注目される。ここまでの決算発表を見ると市場の期待値が高すぎたこともあり、主力株は発表後ネガティブな反応になるものが多い。もっとも第一四半期が終わったところでは、毎年コンサバティブな内容になるのはいつものことなので、やや過剰反応気味とも言える。海外要因としては、7月30-31日に開催されるFOMC後の声明文を受け、NY株式市場や為替がどう動くのかも注目される。目先は75日移動平均の13,915円や日足基準線13,828円がサポートとして意識され、上は先週木曜日までサポートだった14,500円レベルが目先のレジスタンス。
日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限14,179円、心理的節目の14,500円、心理的節目の15,000円など。下値サポートとしては、心理的節目の14,000円、75日移動平均線13,915円、日足基準線13,828円、日足雲下限13,590円、週足基準線13,347円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.33倍 PBR1.31倍 予想配当利回り1.67%
今週の予想レンジ:13,600円~14,600円
更新日 2013年7月28日 株・個人投資家の喫茶店