先週の株式市場は、週初は大幅反落で始まったものの、その後は円安基調を支えに先物主導で値を戻す展開となった。注目のFOMCはQE3の縮小が決まったが、米株がネガティブな反応にならなかったことで、週末にかけ日経平均も買い戻しが優勢になり、ザラ場ベースでの年初来高値を更新した。日経平均は週ベースで467.31円の上昇。
今週の株式市場は底堅い動きが継続か。NT倍率が約15年ぶりの高水準に達するなど、かなり先物に偏ったいびつな動きで危うさも感じますが、大きなイベントも通過したことで、もう年内はこのまま高値圏で推移しそうな感じになっています。今週は証券優遇税制の廃止に伴う個人投資家の最後の売りも出ると思われるが、26日からはニーサを(NISA)を通じた資金流入も見込まれるので、こちらはマイナスよりはプラス要因の方が大きそう。まずは5月のザラ場高値15,942円を越えられるか、また、先物ばかりでなく現物を買う動きがでてくるかに注目。
日経平均の上値抵抗としては、5月のザラ場高値15,942円、心理的節目16,000円、16,250円など。サポートとしては、25日移動平均線15,466円、日足基準線15,443円、心理的節目の15,000円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.64倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.59%
今週の予想レンジ:15,5000円~16,250円
更新日 2013年12月22日 株・個人投資家の喫茶店