先週の株式市場は反落。週初は成長戦略への期待感などから続伸したが、騰落レシオなどオシレーター系指標に過熱感が見られることから上値は重く、週末には利益確定売りが強まった。日経平均は週ベースで254.42円の下落。
今週の株式市場は、レンジ内で膠着感を強めそう。騰落レシオなどに過熱感が残っていることから、まだ日柄調整は必要だが、下がれば公的資金の買い、またその期待感が下値を支えそうだ。今週も上は1月24日にあけた窓を埋める15,500円がレジスタンス、下は15,000円がサポートとなろう。国内では日銀短観、海外ではISM製造業景況指数、欧州中央銀行(ECB)理事会、雇用統計など重要イベントが目白押しで、先物主導で値動きが荒くなることも想定される。ドル円の200日移動平均線の攻防も気になる。
日経平均の上値抵抗としては、1月24日の窓埋めにあたる心理的節目の15,500円。下値サポートとしては、心理的節目15,000円、週足雲上限14,964円、日足基準線14,924200日移動平均線14,805円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.46倍 PBR1.27倍 予想配当利回り1.68%
今週の予想レンジ:14,800円~15,500円
更新日 2014年6月29日 株・個人投資家の喫茶店