2015年6月28日日曜日

2015年6月29日~7月3日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月26日
先週の日経平均は大幅に反発。週末にギリシャ政府が財政構造改革案を示したことで楽観論が広がり、週明けから買いが優勢になった。水曜日には2000年4月12日の高値20,833円を上回ったが、週末は高値警戒感やギリシャ債務問題が進展しないこともあり、利益確定売りが優勢になった。ただ、下がったところでは日銀のETF買いも入り高値圏で底堅く推移した。日経平均は週ベースで531.91円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。ギリシャの債務問題は双方折り合いがつかず、内外の板挟み状態になったチプラス首相は国民投票という手段に出ました。これにより30日に予定されているIMFへの債務返済が履行できない可能性が高まっており、ギリシャのデフォルトとユーロ圏離脱が現実味を増してきました。デフォルトになった場合、多少ショック安はあるかもしれませんが、日経平均が2万円を切ることはないのではないか。また、周辺国に波及しないという前提ですが、ユーロ圏からギリシャという厄介者が消えることで通貨ユーロの価値は高まります。ギリシャのおかげでユーロ安の恩恵にあずかってきたドイツ経済にはマイナス、日本株はむしろプラスに作用しそうです。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,952円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足基準線20,472円、心理的節目20,000円、75日移動平均線19,902円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.56倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.49%

今週の予想レンジ:20,100円~21,000円

更新日 2015年6月28日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月21日日曜日

2015年6月22日~6月26日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月21日
先週の日経平均は続落。ギリシャの債務問題やFOMCを受け為替が円高に振れたことで軟調な推移となった。ただ、外国人の影響を受けにくい小型株は総じて堅調で相場全体の雰囲気はそれほど悪くない。日経平均は週ベースで232.84円の下落。

今週の株式市場は底堅い展開か。ギリシャの債務問題がどのような決着になるかは予断を許さないが、現時点でデフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱の可能性は低いと見られる。それはサンク・コストみたいなもので、ここまでカネと時間をかけておきながら、EUが今さらギリシャを見捨てるという選択肢は個人的にはないと考えるからだ。

日本株は例の黒田発言から、円安にブレーキがかかり輸出関連の上値は重くなっている。しかし下げれば日銀のETF買い、個人の豊富な待機資金による押し目買い、また空売り比率も先週過去最高を記録するなど高水準で推移していることから、ギリシャの債務問題でポジティブな進展があれば買い戻し需要も期待できる。いまだ幻のSQ値となっている20,473円が目先のレジスタンス。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の20,473円、心理的節目の20,500円、2000年4月12日の高値20,833円。下値サポートとしては、日足基準線20,145円、心理的節目20,000円、日足雲上限19,651円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.20倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.51%

今週の予想レンジ:19,750円~20,750円

更新日 2015年6月21日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月14日日曜日

2015年6月15日~6月19日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月14日
先週の日経平均は小幅に続落。週明けは円安や1~3月期のGDP改定値の上方修正を好感し買い先行での始まりとなったが上値は重かった。その後は、ギリシャの債務問題、米国の早期利上げ観測、黒田日銀総裁の「実質実効為替レートがさらに円安に振れることはありそうにない」発言などから大きく売られる場面もあったが、SQを挟んだ週末には再び買戻しが優勢となった。日経平均は週ベース53.82円の下落。

今週はFOMCやギリシャの債務問題が材料となるが、いつもの出来レースで大きな波乱はないと思われる。日経平均は先週末に切り返したことで上昇トレンドは継続しており、2000年4月12日の高値20,833円を目指す動きには変わりない。

ただ、世界的な金利上昇傾向が落ち着いておらず、それを受け各国の株式市場も徐々にボラティリティが高まってきているのは気になるところ。日経平均も高値圏にあるだけに、何かを材料に大規模なアンワインドが発生すると、あっという間に世界一安定している市場から、世界一ボラの高い市場に変化するので、その辺は注意しておきたい。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の20,473円、心理的節目の20,500円、2000年4月12日の高値20,833円。下値サポートとしては、心理的節目20,000円、日足基準線19,979円、日足雲上限19,672円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.40倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:19,900円~20,800円

更新日 2015年6月14日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月7日日曜日

2015年6月8日~6月12日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月5日
先週の日経平均は小幅に反落。ギリシャの債務問題や長期金利の上昇などから欧米市場が冴えない展開となり、日経平均の連騰記録も12日でストップとなった。ただ、為替が安定していたことや、少しでも下げれば日銀のETF買い(過去最高の買い入れ額で5営業日で3回)などから下値は限定的で、東京市場は総じて底堅い展開だった。日経平均は週ベースで102.25円の下落。

今週の株式市場は上値を試す展開か。先週は連騰の過熱感もあり調整(実際、調整とは呼べない)となったが、週末の米雇用統計を受け125円ミドルまで円安が進んだので、週明けはひとまずこれを好感し買いが先行しそうだ。20,500円を挟んボラティリティは低下しているが、円安を材料にCTAなどが先物を仕掛けてくるかが注目される。週末にはSQを控えていることもあり、先物主導で値動きが荒くなる場面も考えられるが、割高でも売れない環境は続きそうだ。上は2000年4月12日の高値20,833円、21,000円などが意識される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,750円、2000年4月12日の高値20,833円、心理的節目の21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,250円、心理的節目20,000円、日足基準線19,956円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.54倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:20,000円~21,000円

更新日 2015年6月7日 株・個人投資家の喫茶店