先週の日経平均は続伸。週明けはイタリアの国民投票で憲法改正が否決され、レンツィ首相が辞意を表明したことで、リスク回避的な売りに押されたが、相場への影響は限定的だった。週末には米国株高や円安を追い風に1月4日に付けたザラ場ベースの年初来高値1万8951円12銭を更新した。日経平均は週ベースで570.29円の上昇。
今週の株式市場はボラタイルな展開か。今週は何と言っても13ー14日に開かれるFOMCに注目が集まる。利上げはほぼ織り込まれているが、来年の利上げペースがどうなるかが焦点となろう。タカ派色が強まれば米株式市場が波乱になる可能性もあるが、次期トランプ政権との兼ね合いもあり、タカとハトの中間ぐらいで無難に通過すると予想。日本株はテクニカル上の節目を全て抜けてきたので、円安トレンドが続けば年内2万円回復もまんざらではなくなってきた。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,000円、心理的節目19,500円。下値サポートとしては、日足転換線18,635円、週足雲上限17,909円、月足基準線17,908円、日足基準線17,577円など。
東証1部全銘柄 予想PER17.01倍 予想PBR1.33倍 予想配当利回り1.70%
今週の予想レンジ:18,500円~19,500円
更新日 2016年12月11日 株・個人投資家の喫茶店