先週の日経平均は小幅に反発。NYダウは連日で史上最高値を更新しているが、日本株は円安が進行しないこともあり、上値の重い展開が続いた。ただ、下がったところでは日銀のETF買いが下値を支え、個人の足の早い資金は新興市場に向かい、こちらは好調を維持している。日経平均は週ベースで48.92円の上昇。
今週の株式市場は波乱含みの展開か。チャート的には日足基準線を挟みかなり煮詰まってきており、そろそろ上下どちらかにトレンドを出しそうな感じになっている。今週は日米の経済指標と伴に、トランプ大統領の議会演説が注目される。アメリカ株は目を見張る税制改革とやらで、売り方の踏み上げも手伝い史上最高値を連日で更新しているので、仮に市場の期待通りの内容であっても、織り込み済みで利益確定売りが警戒され、失望を誘う内容だと急落も考えられる。その点は注意が必要だろう。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、1月5日高値19,615円。下値サポートとしては、日足基準線19,151円、日足雲上限19,100円、1月18日安値18,650円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.88倍 予想PBR1.29倍 予想配当利回り1.65%
今週の予想レンジ:18,750円~19,750円
更新日 2017年2月26日 株・個人投資家の喫茶店