先週の日経平均は続伸。三連休明けは北朝鮮の労働党創建記念日に合わせた挑発行為がなかったことで、先物にショートカバーが入り三桁の上昇での始まりとなった。その後も米国主要三指数の史上最高値更新や、週末にはアベノミクス後の高値を抜けたことで先物にショートカバーや仕掛け的な買いも入り一段高となった。日経平均は週ベースで464.47円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。アベノミクス後の高値を抜けたことで上に節目らし節目はなく、上に値が飛びやすい状態となっている。ただ、急ピッチな上昇や21年ぶりの高値水準にきていることから、利益確定売りが出やすく、メインシナリオは高値圏での揉み合いを予想する。しかし、上に抵抗が少ないことから、投機筋のショート・スクイーズを狙った先物買いや、逆にカウンター・トレードで上下にボラが急激に高まることも注意しておきたい。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目21,500円。下値サポートとしては、日足転換線20,787円、心理的節目20,500円、日足基準線20,225円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.34倍 予想PBR1.36倍 予想配当利回り1.55%
今週の予想レンジ:20,500円~21,500円
更新日 2017年10月15日 株・個人投資家の喫茶店