先週の日経平均は反発。週明けは欧米株安や円高進行を嫌気し反落しての始まりとなったが、下がったとろでは日銀のETF買いが下値を支えた。週半ばには米国の主要三指数がそろって史上最高値を更新したことで、日本株も円高で上値は重かったが概ね堅調な推移となった。日経平均は週ベースで154.05円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。相場は先週から落ち着きを取り戻してきたが、同時に一時の勢いはなくなり、商いも減少傾向となっている。今週も基本的にこの流れが続きそうだが、米国の税制改正議論でポジティブな展開があれば、米金利上昇による円安が期待され、日本株も再び23,000円を試す展開もありそうだ。ただ、過熱感はなくなったと言っても高値圏にあるだけに、突発的な悪材料には敏感に反応するので、その点は注意が必要。テクニカル的には、日足基準線がサポートとして機能しており、ここを割れた場合は16日のザラ場安値21,972円が次の下値目処となる。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目23,000円。下値サポートとしては、日足基準線22,350円、心理的節目22,000円、心理的節目21,500円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.53倍 予想PBR1.38倍 予想配当利回り1.52%
今週の予想レンジ:21,750円~23,000円
更新日 2017年11月26日 株・個人投資家の喫茶店