先週の日経平均は反発。欧米は新規感染者のピークアウト感が出てきたが、国内は感染者の増加が右肩上がりで良い材料はなかった。緊急事態宣言で一旦アク抜け感が広がったが、それよりも商いが落ちてきた中での日銀のETF買いの存在感の方が大きかった印象。日経平均は週ベースで1678.31円の上昇。
今週の株式市場は、揉み合いか。欧米の新規感染者数の鈍化傾向は好材料だが、日本では連日感染者数が増加し、検査不足から潜在患者数も分からない状態となっている。商いもボラティリティーも低下傾向の中で、日銀の巨額なETF買いが不自然な株高を演出している。今週もこの傾向は変わらないだろう。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円、週足基準線20,237円、200日移動平均線20,757円、週足雲下限20,953円。下値サポートとしては、心理的節目19,000円、日足基準線18,879円、心理的節目18,000円、心理的節目17,000円、3月19日安値16,358円。
東証1部全銘柄 予想PER14.35倍 予想PBR1.03倍 予想配当利回り2.32%
今週の予想レンジ:17,500円~20,000円
更新日 2020年4月12日 株・個人投資家の喫茶店