先週の日経平均は反落。週明けは米国で新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多となり、テキサス州などが経済活動の規制を再び強化したことなどが嫌気され、日経平均も500円を超える下落となった。その後も、日米で新規感染者数は増え続けたものの、週末にはナスダックが連日で史上最高値を更新するなど影響は限定的だった。
日経平均は週ベースで205.6円の下落。今週の株式市場は、揉み合いか。日米で新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加傾向となっているが、株式市場は底堅く推移している。米ナスダックはコロナ・マネーの流入でITバブルを超える過熱感で史上最高値を更新している。政府と中央銀行の大規模な介入により、最早株式市場は実体経済とは全く関係ないマネーゲームの場となっている観すらある。多少の乱高下はあっても今週もこの傾向は変わらないだろう。予想レンジは3週連続で据え置く。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線22,357円、週足雲上限22,754円、心理的節目23,000円、年初来高値24,115円。下値サポートとしては、週足雲下限22,005円、200日移動平均21,880円、心理的節目21,500円、心理的節目21,000円。
東証1部全銘柄 予想PER20.61倍 予想PBR1.18倍 予想配当利回り1.62%
今週の予想レンジ:21,500円~23,000円
更新日 2020年7月5日 株・個人投資家の喫茶店