先週の日経平均は反発。週初は1都3県への緊急事態宣言発出を受け利益確定売りが優勢となった。その後、米ジョージア州の上院決選投票で民主党候補が2議席とも獲得し、同党が上下両院で過半数を制する、いわゆるブルーウエーブとなったが、増税や規制強化への警戒感よりも、追加経済対策による景気回復期待が勝り米国株が史上最高値を更新。日本株も心理的節目の28,000円を超えバブル後の最高値を更新した。日経平均は週ベースで694.86円の上昇。
今週の株式市場は、底堅い展開か。相場の過熱感から上値は重くなりそうだが、新型コロナの長期化は金融緩和の長期化とイコールであることから、マーケットには好材料となっている。バイデン次期政権下での追加景気対策期待や個人への給付金などから米国株は今週も堅調に推移すると見込まれ、日本株も底堅い動きが続きそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目28,500円、心理的節目29,000円。下値サポートとしては、心理的節目28,000円、日足基準線27,233円、心理的節目27,000円。
東証1部全銘柄 予想PER28.33倍 予想PBR1.35倍 予想配当利回り1.60%
今週の予想レンジ:27,000円~28,500円
更新日 2021年1月10日 株・個人投資家の喫茶店