先週の日経平均は続落。米中の不安材料を背景に週明けから売りが先行。先月のメジャーSQとは真逆となり、プット売りの損失をカバーするためのヘッジの先物売りが下げを加速し、ナイトセッションの先物は一時27,000円を割れるなど荒れた展開となった。日経平均は週ベースで722.13円の下落。
今週の株式市場は、不安定な展開が継続。連邦政府の債務上限問題は先送りとなったものの、中国の諸問題、エネルギー価格の上昇、スタグ懸念など不安の芽は多い。日経平均は雲割れからは復活したものの、まだ日足転換線も下回っている状況で、急落した割に戻りの鈍さが目立つ。
日経平均の上値抵抗としては、週足雲上限28171円、200日移動平均線28700円、日足転換線28750円、週足基準線28875円、心理的節目29000円、日足基準線29044円。下値サポートとしては、心理的節目28000円、日足雲下限27706円、心理的節目27000円。
東証1部全銘柄 予想PER15.46倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.86%
今週の予想レンジ:27,500円~29,000円
更新日 2021年10月10日 株・個人投資家の喫茶店