先週の日経平均は反落。シリコンバレー銀行から始まった米地銀の連鎖破綻や以前から経営不安のあったクレディ・スイス対し筆頭株主のサウジナショナル銀行の会長が追加投資を否定したとで、同社株が急落し世界的に金融株が売られるなど不安定な展開となった。日経平均は週ベースで810.18円の下落。
今週の株式市場は不安定な展開が継続か。一連の金融不安を受け、21、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利上げの予想はほぼ無くなり、0.25%利上げ予想が優勢となっている。0.25%なら市場は好感するだろうが、0.5%や利上げ見送りになれば荒れた展開が予想される。金融システム不安への対応は早かったものの、マーケットの疑心暗鬼は続いている。UBSによるクレディ・スイス買収が上手くまとまるかなども注目される。
日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限27548円、日足基準線27683円、週足雲上限27730円、心理的節目28000円、心理的節目28500円。下値サポートとしては、週足基準線27178円、日足雲上限27151円、日足雲下限27042円、心理的節目26500円、心理的節目26000円。
プライム全銘柄 予想PER13.83倍 予想PBR1.16倍 予想配当利回り2.41%
今週の予想レンジ:26,250円~27,750円
更新日 2023年3月19日 株・個人投資家の喫茶店