2010年10月31日日曜日

2010年11月1日~11月5日の日経平均予想


先週の株式市場は、国内企業決算やFOMCを前に様子見気分が強い中、円高の進行から軟調に推移した。週ベースでは224円の下落。

今週の株式市場は、FOMCが最大の焦点となる。QE2の規模は5000億ドルとも1兆ドルとも見方が分かれているが、予想の範囲内なら材料出尽くしでドルが買い戻され、米株は反落となりそうだ。日本株は円安により米株安を相殺する形になると思われるが、QE2の規模が予想より小さいと再び円高が進むことになろう。FOMC直後に日程を前倒した日銀の金融政策決定会合だが、FOMCを受け市場が荒れた場合、何も無しでは、かえってやぶ蛇になってしまう可能性もあり予断を許さない。

日経平均のレジスタンスとしては、まずは週足転換線の9,256円、先週まで下値サポートだった9,300円。9,300円を早期に回復しないと下方圧力がかかりやすくなる。その上は日足基準線の9,448円、7月からの上値抵抗9,700~9,800円レベル。下値サポートラインは、金曜日の下げで殆ど無くなってしまったが、心理的節目の9,000円、8~9月にかけ下げ渋った8,800円レベルとなる。

今週の予想レンジ:8,900円~9,600円

更新日 2010年10月31日 株・個人投資家の喫茶店

2010年10月24日日曜日

2010年10月25日~10月29日の日経平均予想



先週の株式市場は、中国の意表をつく利上げがあったものの、米国株が引き続き追加金融緩和期待(QE2)から堅調に推移したことで、日経平均の下げ幅は限定的だった。週ベースでは73円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。実質形骸化しているG20は具体案は何も出ず、週明けの市場への影響は殆どないだろう。G20で日本が世界から相手にされていないというのは、はっきり分かりました。国内では企業決算が本格化し個別企業に注目が集まる。業績はそれほど悪く無いと思われるが、ドル/円が史上最高値を目指すようだと、好業績も先行き不安から相殺されてしまうだろう。今週も薄商いの中、11月に決算を控えるヘッジファンドのアンワインドが波乱要因となる。

日経平均は、先週ほとんど動いていないのでポイントも同じ。7月から上値抵抗となっている9,700~9,800円レベルが引き続きレジスタンス。サポートラインは、日足雲上限9,301円、週足転換線9,256円など。

今週の予想レンジ:9,250円~9,750円

更新日 2010年10月24日 株・個人投資家の喫茶店

2010年10月17日日曜日

2010年10月18日~10月22日の日経平均予想


先週の株式市場は、市場予想を下回る米雇用統計を受け米国の追加金融緩和期待から円高が進行、日経平均は売り先行の始まりとなった。その後は世界的流動性相場から日本株も買い戻され下げ幅を縮小。週ベースでは88円も下落。

今週の株式市場も、円高と過剰流動性相場が綱引する展開が継続。11月のFOMCで米国が行う追加緩和は、既に過剰とも言えるほど相場に織り込まれており、これを材料にしての上昇は終わっていると思われる。ただ、ドル安で米主力企業の決算は良いと思われるので、個別企業の7-9決算に注目が集まる。11月に決算を控えるヘッジファンドの手仕舞い売りが波乱要因。

日経平均は、7月から上値抵抗となっている9,700~9,800円レベルが引き続きレジスタンス。サポートラインは、日足基準線9,357円、週足転換線9,256円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2010年10月17日 株・個人投資家の喫茶店

2010年10月10日日曜日

2010年10月12日~10月15日の日経平均予想


先週の株式市場は、日銀の金融緩和策を好感し不動産や金融株などを中心に堅調な展開となった。ただ、ドル/円の円高基調が続いており週末には伸び悩んだ。週ベースでは184円の上昇。

今週の株式市場は、米雇用統計・G7とイベントを通過したことで、まずは週明けの為替動向に注目が集まる。米雇用統計は市場予想より悪かったが、追加緩和への期待で株は上昇となった。ただ、米国はここ数週間、良い経済指標が出れば上昇、悪い経済指標が出ても追加緩和期待で上昇と、ちょっとやり過ぎている感もある。日経平均はドル/円の重荷はあるものの、日銀の追加緩和で市場センチメントは改善してきている。またG7を通過したことで、今週は為替介入が意識され、ドル円の下支え要因となりそうだ。

日経平均は、7月から上値抵抗となっている9,700~9,800円レベルを抜けて行けるかが注目される。ここを抜ければ週足の雲下限9,950円や200日移動平均の10,061円などが意識される。サポートラインは心理的節目の9,500円、日足雲上限9,524円、週足転換線9,256円など。

今週の予想レンジ:9,400円~9,800円

更新日 2010年10月10日 株・個人投資家の喫茶店

2010年10月3日日曜日

2010年10月4日~10月8日の日経平均予想


先週の株式市場は、米国株が上げ一服となり、ドル/円も円高基調で推移したことから弱含みの展開となった。ただ、金融緩和期待や介入警戒感から日経平均の下値も限定的だった。もっともNT倍率の急上昇が示すように、先物主導の指数のやりとりだけになっており、個別はメガバンクの安値更新など全体の地合いは悪化している。

今週の株式市場は、日銀の金融政策決定会合や米雇用統計などが注目されるが、引き続き為替相場を睨みながら神経質な展開が継続しそうである。日経平均のレジスタンスは、日足雲の上限9,529円、9月21日高値9,704円、週足雲の下限9,950円など。サポートは、週足転換線9,278円、為替介入前のレベルとオプションSQを意識した9,250円、日足雲下限9,184円。

今週の予想レンジ:9,250円~9,750円

更新日 2010年10月3日 株・個人投資家の喫茶店