2010年10月10日日曜日

2010年10月12日~10月15日の日経平均予想


先週の株式市場は、日銀の金融緩和策を好感し不動産や金融株などを中心に堅調な展開となった。ただ、ドル/円の円高基調が続いており週末には伸び悩んだ。週ベースでは184円の上昇。

今週の株式市場は、米雇用統計・G7とイベントを通過したことで、まずは週明けの為替動向に注目が集まる。米雇用統計は市場予想より悪かったが、追加緩和への期待で株は上昇となった。ただ、米国はここ数週間、良い経済指標が出れば上昇、悪い経済指標が出ても追加緩和期待で上昇と、ちょっとやり過ぎている感もある。日経平均はドル/円の重荷はあるものの、日銀の追加緩和で市場センチメントは改善してきている。またG7を通過したことで、今週は為替介入が意識され、ドル円の下支え要因となりそうだ。

日経平均は、7月から上値抵抗となっている9,700~9,800円レベルを抜けて行けるかが注目される。ここを抜ければ週足の雲下限9,950円や200日移動平均の10,061円などが意識される。サポートラインは心理的節目の9,500円、日足雲上限9,524円、週足転換線9,256円など。

今週の予想レンジ:9,400円~9,800円

更新日 2010年10月10日 株・個人投資家の喫茶店