先週の株式市場は、中国の意表をつく利上げがあったものの、米国株が引き続き追加金融緩和期待(QE2)から堅調に推移したことで、日経平均の下げ幅は限定的だった。週ベースでは73円の下落。
今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。実質形骸化しているG20は具体案は何も出ず、週明けの市場への影響は殆どないだろう。G20で日本が世界から相手にされていないというのは、はっきり分かりました。国内では企業決算が本格化し個別企業に注目が集まる。業績はそれほど悪く無いと思われるが、ドル/円が史上最高値を目指すようだと、好業績も先行き不安から相殺されてしまうだろう。今週も薄商いの中、11月に決算を控えるヘッジファンドのアンワインドが波乱要因となる。
日経平均は、先週ほとんど動いていないのでポイントも同じ。7月から上値抵抗となっている9,700~9,800円レベルが引き続きレジスタンス。サポートラインは、日足雲上限9,301円、週足転換線9,256円など。
今週の予想レンジ:9,250円~9,750円
更新日 2010年10月24日 株・個人投資家の喫茶店