先週の株式市場は、中東の地政学リスク、高止まりする原油高、欧州ソブリン問題の蒸し返しなどを背景とした世界的な景気減速懸念が再燃し下値模索の展開となった。日経平均は週ベースで439円の下落。
今週の株式市場は、金曜日の大引け直前に起きた大地震の影響から売りが膨らみそうだ。CMEの円建て清算値は9,975円と配当落ち分(約70円)を考慮すれば、現物はまだ1万円台を保っているが、これは被害の全容が明らかになる前であり、当てにはならない。今後も大きな余震や悲惨な状況が明らかになるにつれ、マーケットも大きく揺れ動くことになる。今回の地震がGDPに与える影響など不確定要因が多く、正直月曜日のマーケットがどう動くかは、私も予測がつきません。ただ、日本がこれでダメになってしまうわけでもなく、国民一丸となり必ずや力強い復興を遂げるものと信じています。
地震被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。
今週の予想レンジ:9,000円~10,000円
更新日 2011年3月13日 株・個人投資家の喫茶店