先週の株式市場は、S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げから売り先行で始まったが、欧州各国の国債入札が順調に消化されたことで、過度な悲観が後退した。週末は主力株が買い戻され上げ幅を拡大。日経平均は週ベースで266.34円の上昇となった。
今週の株式市場は、底堅い展開か。日経平均は三角保合を上抜けてきたことで、地合いは良くなってきている。とは言え、ギリシャの債務削減問題ひとつ取っても、まだどのような展開になるかは予断を許さない状況で、警戒を緩めるわけにもいかない。週末にかけ国内企業の四半期決算も本格化してくるので、様子見ムードも強まりそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,115円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,531円、1月SQ値8,470円など。
今週の予想レンジ:8,500円~9,000円
更新日 2012年1月22日 株・個人投資家の喫茶店