先週の株式市場は、手掛かり材料難のなか、歴史的な薄商いと膠着状態が継続した。日経平均は週ベースで60.19円の上昇。
今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。大納会が終わってからユーロ円が100円を割れたことで、年明けの相場も欧州財政問題に対する警戒感が強まりそうだ。欧州財政問題は今年も頭痛のタネだが、もう既に2年以上ゴタゴタやっているので、実際にギリシャのデフォルトやフランスの格下げがあったとしても、それで市場がパニックに陥ることはないだろう。当たらない年間予想などしても意味はないのでしませんが、こんな状況でも、どこかで一回はリスク資産を圧縮し過ぎた巻戻しがあるんじゃないでしょうか。
日経平均の上値抵抗としては、SQ値の8,478円、12月に頭をおさえられた8,700円レベル。下値サポートとしては、10月までサポートだった8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。現状、基準線を挟んだちゃぶついた動きになっているので、考えても手を出してもあまり意味のないところ。材料待ち。
今週の予想レンジ:8,250円~8,650円
更新日 2012年1月2日 株・個人投資家の喫茶店